憲法記念日。「休み中の子供」へ。
週初めの予報では「強い雨…」でしたが,暖かい薄曇りの日でした。
今日は国民の祝日の一つ「憲法記念日(Constitution Memorial Day)」でした。「日本国憲法の施行を記念し,国の成長を期する」日です。
日本国憲法は1646年11月3日に公布され,翌1647年5月3日から施行されました。
連休明けまでの緊急事態宣言でしたが,“対象地域を全国としたまま,1か月程度延長”となるようです。
外出自粛の要請も継続するのでしょう。期限の見えない状況に,“疲れ”からの反動が心配です。
すでに,多くの教育委員会・自治体が「学校の休校延長」を決定し,子供達の「学び」への対応を始めています。
熊本市教育長 遠藤洋路氏が,“臨時休校の決定”についてブログに乗せています。
それこそこの後、もし審議できるならば、いわゆる貧困家庭であったり虐待があったりとか、そういった家庭をどうサポートするかという福祉の部門との連携なんかも考えなければいけないと思うんですけれども、長期スパンで考えた場合は、ある程度、選択肢を増やす必要があると思うんです。…教育委員会としての判断とともに,市民生活への影響や各所との連携も踏まえて論議がされています。 ◇臨時休校はこうやって決めています。(教育長ブログ) 全文は読み切れませんが,流し読みでも学びと気づきのある記録です。 熊本市をはじめ全国の教育委員会で“難しい判断”と“決定”がされているのでしょう。 休校が続き,家庭で過ごす時間が長くなっている子供・保護者に,先生方から“おたより”が届いていると思います。 昔(1984年),夏休みを前に,こんな通信の記事を書きました。
「学習・勉強・毎日帳」 夏休みの宿題は,『なつやすみ』という日誌と,あさがおの観察です。 日誌の中のことを,一日一つずつやるようにすると,いろいろな勉強ができるようになっています。 ただ,「日誌をやっておきなさいよ」では,困ってしまう子がいると思います。それは,やることが分からず,勝手に判断して違ったことをしてしまうからです。各ページの横に解説もついていますので,お手数をかけますが,やり方を説明していただき,自分でやるようにさせてください。「自分の力でやれる」と思います。 もしも,違っているのを見つけたら,「違ってるよ」ではなく,「これは,どうやったの?」「これは,何のこと?」と聞いてください。そうして,自分の考えをはっきりさせてやることが大切だと思います。(時々,合っているのを聞いてみるのも,よいのでは?) (略) 毎日帳は,できれば続けたいですが,無理に書かなくていいです。何か書きたいことがあった時には,書いておきたいとですね。自分の見つけたこと,やったこと,そして,考えたことを書くのがいいと思います。 “自由研究”みたいなことも,毎日帳に書くといいと思います。1学期を終えての夏休みですから「自分の力でやれる」と書いていますが,4月の休校では“出会っていない子”ですから,同じようにはいきませんが,多くが,日々の過ごし方に“困っている子”,“悩んでいる保護者”でしょう。 ていねいな説明と温かい言葉が伝わっていますか。 よろしくお願いします。 【遠藤洋路氏のTwitterより】
臨時休校はどうやって決めているのか、教育委員会会議の資料と議事録をご紹介します。一つの事例としてご覧頂ければ幸いです。
— 遠藤洋路 熊本市教育長 (@endohiromichi) May 2, 2020
決して、言われるままに休校にしているわけではない、ということをご理解頂ければ幸いです。
臨時休校はこうやって決めています。―教育長ブログhttps://t.co/iN1gEFcCgT