ネット会議。作手の剣道(13)（続つくで百話）

　晴れていましたが，予報ほどには暖かくならなかった一日でした。　昨夜，校長先生の呼びかけてネット会議がありました。　元「愛される学校づくり研究会」の会員を中心に，多くの参加がありました。　現在の状況，そして今後の見通し，これからの学校… 　「新型コロナ後の学校は変わると思いますか？」… 　みなさんの発言に，新しい学びがあり，考えることがありました。　会議での話題と視座，視点が，さまざまな場，多くの学校でみられれば，“新しい教育の創造”へ力強い歩みが生まれるように思います。そこで…。　ありがとうございました。　今日の新聞コラムに，詩『医』（吉野弘）が引用されていました。

　　　　医　　　　吉野弘「医」の中に「矢」があります病む者へ、まずは矢のように駆けつける心情そして、矢が的の中心を射当てるように “ズバリ的中”の診断をするのが身上 ──ちなみに国の病気を治す名手が「国手」──今一番欲しい人

　医療に携わるみなさんに感謝し，そして医療機関が健全で，関係者が疲弊しないことを願いながら読みました。　『続つくで百話』（1972・昭和47年11月発行）の「作手の剣道」の項からです。＊＊＊＊＊＊＊＊　　　　剣道を実生活に活かす阿部金重 軍隊生活 　徴兵検査で甲種合格になった金重青年は，大正十二年一月十日豊橋工兵第十五大隊（坑道中隊）に入隊して，それからの二十四ヶ年を現役軍人として勤務しております。昭和二十一年七月二十一日終戦で帰還したときには従六位勲四等陸軍少佐に栄進しておりました。　彼の軍隊生活二十四ヶ年の前半は内地勤務でありましたが，後半は戦時下の外地勤務でありましたので波瀾重畳，死線突破のスリルの連続でもありました。 関東大震災警備復旧に出勤 　大正十二年九月一日突発した関東大震災には警備復旧隊として，清水港から駆逐艦に便乗して品川に上陸しました。上陸地点から上野方面を眺めますと，一面の焼野原で，五年前に彼が上京した当時とは，うって変わった光景でした。ここで非常時態下の警備復旧作業に従事いたしました。 松戸陸軍工兵学校へ分遣 　同年十月下士官候補者に採用された彼は，松戸陸軍工兵学校へ分遣されて，一ヶ年間猛勉強をつづけました。ここでは朝鮮工兵第二十連隊出身の坂本と机を並べて勉強しましたが，二人共高等小学卒業の学歴でしたから，陸軍士官学校予科の受験をするためには，英語と数学を学習する必要がありました。彼等は消燈後も毛布を頭からかぶって徹夜勉強をすることも屢々でした。坂本は幸いにも受験に合格しましたが，この無理がたたって彼は病気に倒れ，受験をあきらめて原隊に帰される悲運に遭遇しました。しかし，この初一念は八ヶ年の辛苦の末，昭和八年に少尉候補者試験に合格して，目的を達成しました。＊＊＊＊＊＊＊＊　注）これまでの記事は〈タグ「続つくで百話」〉で　注）『つくで百話』の記事は〈タグ「つくで百話」〉で【おまけ；在宅勤務・これからの授業】 ◇ 新型コロナウイルスの影響で在宅での勤務が推奨されている今，いつもとは違う環境下での業務に体調を崩す人もいるかもしれません。「在宅歴30年の漫画家が，在宅心がけを描いてみました」【初心者編】在宅勤務0415。