集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

和田誠氏。「城山数え歌」(つくで百話)

 台風19号(ハギビス)の接近,通過で大雨と暴風の日で,家の中で静かに過ごしました。  日中,風や雨が強くなってきた天候のなかでも,郵便物の配達があり,手渡しで受け取りました。職員の方に感謝! そして,無理をされないように。  当地の雨,風は弱まってきましたが,終日雨が降り続けました。  土砂災害など,明朝まで警戒を怠らずに過ごします。みなさんもお気をつけください。  新聞で和田誠氏が亡くなったことを知りました。  古い本『和田誠百貨店』(美術出版社・刊 1980)を引っ張り出して,読み返し(見返し)ました。
和田本1012。
 評価できない商品,または否定したい商品の広告を依頼された場合はどうするか。 1.その仕事を断る。 2.仕事だから割りきってやる。のどちらかだろう。だがこんなことも考えられないか。 3.引受けるがその標品を否定する態度で作品を作る。まず不可能なことだ。明らかに否定してあったら,広告主は使ってくれないにきまっている。そこはうまくやらなければならぬ。広告として立派なように見え,見る人が見ればちゃあんと皮肉になっているように。(p.114より)
 それぞれの作品に見入って,その説明を味わいました。  ご冥福をお祈りします。合掌  『つくで百話』(1972・昭和47年 発行)の「怪奇物語」からですが,ここから別の扉の欲しい内容です。 ********     城山数え歌 (阿部華影作詞) 一つとせ 人の心は大空の真如の月と清く澄む 二つとせ 再び平和日本の基きずきし英霊よ 三つとせ 緑の松の城山に鎮めまつりし新霊 四つとせ 世々に伝えんその勲とわに守らんこの平和 五つとせ いつの世までも薫るなり花と散りにし誠心は 六つとせ 虫の声にも亡き人のありし昔を語り草 七つとせ 永き浮世に長からぬ人の命の貴うどさよ 八つとせ 山に白百合野にすみれ作手娘は花そだち 九つとせ 米は作手の田圃から人は義理から人情から 十とせ  届きましたよわが思い盆にやくるとのよい便り 十一とせ 十一月には米の山嫁をもろうてお年より 十二とせ 十ニの干支(えと)より合性より嫁に行きたい作手村 十三とせ 十三,七つはお月様月に見られてはずかしや 十四とせ 十四ばかりじゃはずかしい蕾ひらくは十八よ 十五とせ 十五夜お月さんまん円るい踊る手振りもまんまるい 十六とせ 十六踊りは手で七つ足で九つ面白や 十七とせ 十七日は観世音沢市お里を思いだす 十八とせ 十八番の盆踊りこれが田舎の縁むすび 十九とせ 十九気になる来年は好きなあなたのよめにいく 二十とせ 花の蝶々と踊りましょうまたもくる年楽しみに ********  この城山は,現在「創造の森 城山公園」(川尻城址跡)として整備(?)されています。多くの人が集う場所となってはいませんが,作手高原の景色,山城(城山城,古宮城,亀山城)の姿などを眺めることができます。  こうした場所を楽しむ暮らしはいかがですか。 注)これまでの記事は〈タグ「つくで百話」〉で台風情報】   ◇日本気象協会 tenki.jp 台風情報   ◇最新の台風NEWSならウェザーニュース   ◇hicbc.com:CBC気象情報
台風1012。