台風接近。「見代の三薬師」(つくで百話)
明け方,ケータイが鳴り,防災無線が流れ,新城市に大雨警報が発令されたことを伝えました。
雨は降っていますが,聞こえる雨音は小さく,先日の雨のような降り方ではありません。再び寝ました。
後で確認すると,午前5時頃に12mmの雨でした。
朝のうちは雨雲が目立ちましたが,日中は夏空でした。気温も30度を超えて,暑い一日でした。
ただし,台風6号(ナーリー・NARI)が接近してきており,夕方からの風が変わりました。当地へは明日の午後に接近・上陸が予想されています。急な天候の変化に気を付けたいと思います。
明日,明後日は,花火大会をはじめ各地で夏のイベントが予定されています。関係者の方々は,気象情報を度々確認したり,空を見上げて,悩み祈っていることと思います。
東海地方,関東地方では,台風の影響を避けられないでしょうが,最小限で予定通り開催できることを祈っています。
『つくで百話』(1972・昭和47年 発行)の「文化財と信心」から紹介です。
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見代の三薬師
見代には,しまの薬師,ごあんのうらの薬師,お寺の薬師といって,お薬師様をまつったお堂が三つあります。どのお堂へ行ってみても,細長いたんざく形の白い布に,「め」という字を沢山書いた旗がつるしてあります。
お薬師様は,目のわるいのをなおしてくださる仏様ということで,昔は目の悪るい人が,随分遠くからおまいりに来たということです。
見代の人たちは,この三薬師を信仰して,一年に一度,村中の人が集って甘酒をわかし,餅投げをしてお祭りをしました。それは,今も続けられています。そのおかげで,見代には昔から目の病気にかかった人はないといわれています。 (小塚伊都男)
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