集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

今日から6月。

やまぼうし0601。 天気の良い暖かい日でした。  今日6月1日は「衣替え更衣)」です。今日の服装は“夏服”でしたよね。  学生などは“夏服”がありますが,一般の方は,涼しければ長袖,暑い日は半袖で,暦で変えることもなさそうです。  学生でも,「衣替えで制服が一斉に変わる」というのは昔話であり,この様子を知るのは“年配者”だけでしょう。  衣替えは,平安時代から始った習慣で,当時は中国の風習にならって4月1日および10月1日に夏服と冬服を着替えると定め,これを「更衣」と言いました。  しかし,天皇の着替えの役目を持つ女官の職名も“更衣”といい,後に天皇の寝所に奉仕する女官で女御に次ぐ者を指すようになったので,民間では「更衣」とは言わず「衣替え」と言うようになったそうです。  江戸時代頃から,衣替えは6月1日と10月1日に行うようになり,明治以降の官庁や企業もそれにならってきたようです。  今日の山形新聞のコラム「談話室」は,
 衣替えの6月。とはいえ5月のうちから学生の多くは前倒しで夏服をまとい、ビジネスマンにもクールビズの装いが目立った。季節感は薄らぐ一方だ。衣替えの風景が変わるのも温暖化の影響か、と嘆き節が口を突く。  寒暖差が激しい近頃は、体調管理に苦労する方も多かろう。気象予報士河合薫さんは著書で、天気と体調の関係について書いている。居住地が停滞前線の南ならば熱中症アトピー性皮膚炎、北ならば頭痛に注意…。天気図で翌日の体調が推察できるというから興味深い。
と,薄らぐ季節感に触れていました。  あえて“クールビズCOOL BIZ”と言わなくとも,普通のことになってきており,「衣替え」や「更衣」は季節を言う言葉ではないのでしょう。  衣替えのように“切り替え”ということは,生活にメリハリをつけるよい機会だと思いますが,それが無くなっていくことを残念に思います。  古い考えでしょうが…。 【おまけ】  今日6月1日は,いろいろな記念日があります。
○国際子供の日(International Children's Day)   1925年にジュネーブで開かれた子供の福祉世界会議で制定。 ○気象記念日   東京気象台(現在の気象庁)が1884年に制定。 ○電波の日   郵政省(現在の総務省)が1951年に制定。 ○バッジの日   徽章工学協会が1993年に制定。 ○写真の日   「写真の日制定委員会」が1951年に制定。 ○世界牛乳の日(World Milk Day)   国連食糧農業機関(FAO)が2001年に制定。 ○牛乳の日   日本酪農乳業協会が2007年に制定。 ○麦茶の日   全国麦茶工業協同組合が1986年に制定。 ○氷の日   日本冷凍倉庫協会が制定。 ○人権擁護委員の日   全国人権擁護委員連合会が1982年に制定。 ○景観の日   国土交通省農林水産省環境省が2006年4月に制定。 ○マリリン・モンローの日   ロサンゼルス市とハリウッド商工会議所が1992年に制定。 ○防災用品点検の日   防災アドバイザーの山村武彦氏が提唱。関東大震災の起きた9月1日のほか,3月1日・6月1日・12月1日の年4回。 などなど
 記念日に多い“語呂合わせ”は少ないようですが,節目になる日なのか,他の日に比べて多いようです。  みなさんにとって記念日の一日でしたか。