集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

「昔の交通」《生活の移り変わり 19》

氷0129。 寒い朝でした。昨日の雪や雨で濡れた路面が凍結していました。  日が上がってから出かけましたが,まだ路面凍結が見られました。あちこちに“白くなった路面”がありましたが,これは“融雪剤”です。  最近,早朝に融雪剤を撒く作業が行われ,“安全な通行”が確保されます。作業員のみなさんに感謝です。  ただ,融雪剤によって“安全な通行”が確保されているのですが,その“範囲”と“量”が気になります。  路面状況に合わせた“こまめな作業”を行いますが,それにかける“手間”と,かかる“時間”から,“求められる安全”を確保する作業が進みます。  でも…。  何をどこまで求めていくのか。そして誰が安全を確保するのか。  白くなったままの路面を通りながら考えました。…  文集「こうやまき」から,「生活の移り変わり」の一話です。 ********    『昔の交通』 (文・菅守小5年 女子)  昔は,細い道をあるいた。その細い道も,今のように広くなった。道を広くするには,とうぐわやシャベルを使ったり ,砂などは もっこでかついで運んだそうです。今では どうでしょうか。ブルトーザー,その他 いろいろの機械を作って わけなく道を作ってしまう。昔とは,すごくちがいます。その道の利用についてきいてみました。  新城へ行くには,歩いたり,自転車に乗ったりしていったそうです。今では,自動車に乗って 自由にどこへでも行けるようになり,とても便利になりました。  修学旅行は,どこへ行ったでしょう。伊勢まいりに行ったそうです。そのコースは,岡崎まで歩いて行き,別院というところへ宿泊し,岡崎から伊勢までは,汽車で行ったそうです。  遠足はどうでしょう。山や発電所を見学に行ったり,本宮山へおまいりに行ったそうです。しかも,それらは全部歩いたのです。  荷物はどうしてはこんだでしょう。肩にかついだり,荷車で運んだ。郵便物は,天びん棒でかついできたそうです。  今では,昔とくらべて本当に進歩したと思います。くねくねした細い道は,広くなり,とぼとぼ歩いたことは,馬車となり,バスとなり,自家用自動車となりました。  本当に便利になったなーと思います。 ********  修学旅行に出かけるのに,「当地から岡崎まで歩いて行った」。これだけで“大遠足”です。今では考えられない“行程”です。  当時の子供達は,伊勢をどのように見て,何を見つけてきたのでしょう。