授業で「価値づける」のは。
朝,まだ小雨が降っていましたが,間もなく雨が上がり,徐々に晴れ間が広がり,良い天気になりました。
出先は気温が上がり,暖かい一日でした。
先週に続いて,子供達が取り組んだ“算数・数学の研究”についての検討を行いました。
小学校低学年から中学生まで,楽しんで読ませていただきました。
「しっかりまとめてある」
「ここに着目するのは凄い」
と感心することがたくさんありました。
ありがとうございました。
昨日,2人の先生と授業について話をしました。
最初の方の授業では,6つのグループが順に行い,どのグループも「○○のバランスが良い。」と,自分たちの“優位性”を訴えていました。
その発表は,「誰に向けたものだったのか」を尋ねると…。
これまでの学習で他のグループの子は知っています。ゲスト向けなら,資料で伝わる内容でした。“しない”方が時間に余裕が生まれそうです。
発表に出てきた○○について,子供達と考えていくことで,“優位性”が「見える化」でき,そこに「主体的な学び」の場が生まれます。
「子供達に考えさせる」「話し合う」ことを,「何」を,「どこ」にするかで,その学びが変わります。
授業で話題にしたことよりも,○○に焦点を当てることで,より「深まり」の生まれただろうとの話をしました。
二人目とは,子供の発表・発言を「褒める」ことについてでした。
Aさんの発言に,先生が「いいねえ」と応え,褒めました。その発言は,確かに「良い発言」でしたし,内容も的確でした。
けれど,それを先生が“価値づけた(価値づけてしまった)”ことに気づいてみえませんでした。
この場面で“褒める”のは,活動・行動であって,その内容を”価値づける”のは,共に学んでいる子供です。
発言の内容は,他の子につなげたり,板書で位置付けたりすることで,子供に気づかせたり,判断させることが肝心なのです。
具体的に,いくつかの場面から考えるなかで“価値づける”ポイントを見出していただけたようです。
授業と指導を考える時間でした。参考になることがあったでしょうか。
【おまけ】
こんな言葉があります。
○ 徹底的に真似して(パクッて),100回目にオリジナルが出る。そして,
「TTP」から「TKP」,そして「OKP」へ。 ・TTP … (T)徹底(T)的に(P)パクル ・TKP … (T)ちょっと(K)変えて(P)パクル ・OKP … (O)思いっきり(K)変えて(P)パクルも。