集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

「おぼん」《村の行事 10》

稲1009。 空の綺麗な日でした。夕方になりひつじ雲(うろこ雲)が広がってきました。好天は続かないかな。  文集「こうやまき」から,「村の行事」の一話です。 ********    『おぼん』 (文・菅守小2年 男子)  おばあちゃんの子どものころは,おぼんには どこの村でも ぼんおどりをしたそうてす。  わかい男の人たちが,かさをかむり ゆかたに あさうらぞうりをはき 夕方から かさをもって おてらなどにあつまり たいこやかね ふえをもち とてもににぎやかに おどったそうです。 「その年 はじめて なくなった家には はねこみ といって みんなならんで,おどりにいく それをみる人で 家の中から おもてから 人は ぎっちりつまるぐらいだった。」 と,おばあちゃんは いってくれました。  はねこみという時には わかい男の人は ゆかたをきて わかい人の あとについてならんでいき はつぼんの家の人や その家の しんせきの人たちは もんつきのきものや はおりをきて 家の入口にならび おどりの人たちを むかえます。  家の のきさきには,ゆみはりという ちょうちんに ろうそくで,あかりを ともし 百八ったい と いって,まつのねを わらでしばったものを 百八つもやして,そのあかりは ずらりとならんで すごいそうです。  おどりの人が にわに入ると かねやたいこや ふえで はねたり おどったりします。としよりの人は ねんぶつを となえるといって,ざしきで, 「なむ あみだぶつー。」 と くりかえして,なかいことおがみます。  おどりも にぎやかになり おどる人も,つかれると ひとやすみします。おさけも,のみます。  おとなも,子どもも,みんな 手おどりをして,夜のあけるまでも たのしくおどりつづけるそうです。今では むかしのようなおどりは みることができません。一どみたいと 思います。 ******** 【情報;ニューキャッスルアライアンス会議】  10月3日からのニューキャッスルアライアンス会議が終了しました。  動画リストです。雰囲気をお楽しみください。   ◇リスト「ニューキャッスルアライアンス会議 in Shinshiro 2018」YouTube 9本の動画) 【今日の小咄】  4歳の息子に言葉を教えた。  「目は?」「見る。」  「耳は?」「聞く。」  「よろしい。じゃあ,鼻は?」「ほじくる。」