集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

「おしぞう様のお祭り」《村の行事 4》

花0918。 “残暑”の日になりました。  と言いながらも,先日までの“長雨”のせいで,ただ暑いだけだったかも…。  明日も暑そうです。いつもの9月中旬かな。  文集「こうやまき」から,「村の行事」の一話です。 ********    『おしぞう様のお祭り』 (文・協和小5年 女子)  戸津呂では,一月の二十三日と八月の二十三日の二回おじぞう様のお祭りが,お寺であります。  戸津呂には,おじぞう様が,お寺と山に祭ってあるそうです。  昔は,山へもお参りに行ったそうです。  村の人たちは,子どもが,ぶじに生れて,これからもじょうぶに育つようにお参りします。  八月の二十三日には,百八たいのたいまつを作って,それを,夕食後,お寺の前の道で全部たきます。その時,女の人や女の子は,きれいなゆかたを着て,家から花火をたくさん持って行ってだします。その時の花火は,また,とくにきれいです。  お祭りの日には,部落の人々が,パンやキャラメル,チョコレート,そのほか,いろいろなおかしをおそなえします。  お寺のおしょう様が,おきょうをあげて,集った人々もおがんでから,あがった物を分けてくださいます。ずっと以前は,おだんごだけだったそうです。  みんな,たくさんのおかしをもらって,おいしそうに食べながら帰って行きます。 ********  この8月のお祭りは,今も行われているのでしょうか。  “お下がり”は,今でも子供達が喜んで受け取るでしょうね。