重陽の節句。「ライティング講座」。「♪明日という日が」。
今日も不安定な天候で,突然の雨に戸惑うこともありました。
今日9月9日は,「重陽の節句」です。旧暦では菊が咲く時期であり“菊の節句”とも呼ばれます。
重陽の節句は,五節句(1月7日「人日(じんじつ)の節句」/3月3日「上巳(じょうし)の節句」/5月5日「端午(たんご)の節句」/7月7日「七夕(しちせき)の節句」/9月9日「重陽(ちょうよう)の節句」)の一つです。
自然のようすが“おかしな”感じですが,暦による“昔の習慣”を生活に取り入れると,今までと違う新鮮な発見があるかもしれません。
みなさん,いかがですか。
今年の夏休みに“書くことに苦しんだ子”はいませんでしたか。
ちょっと前(2015年)のラジオ番組で,コラムニストの小田嶋隆氏が『夏休み突入記念ライティング講座』と題して話をし,3つのポイントをあげていました。
○ 読書感想文の悪癖から離脱せよ ・戦後生まれは,文章を書くことの最初の訓練を読書感想文を通じて経験した世代 ・学校の読書感想文は,結果として道徳教育の部分を担わされた ・読書感想文は文章を書く上で一番大切な原則を抑圧してしまった *とにかく書く前に自主規制しないこと ○ ググるな! 自分に尋ねろ ・文章を書くことは自分が何を考えているのかを知ること ・書いてみて初めて,「俺って,こんなこと考えてたんだ」と気づくことは珍しくない ・文章を書くということは,自分の中に埋もれている宝物に適切な出口を与えてあげる作業 *自分の頭の中にあることを何よりも大切にするべき ・事実誤認を含んでいようと,偏っていようと,自分の頭の中にある言葉は世界に一つしかない言葉 ・誰でも検索キーを押すだけで,さまざまな情報にアクセスできる ・情報へのアクセスが容易になったからこそ,オリジナリティの大切さが増している ・上手であったり,データが豊富である文章よりも,他に似たもののない文章を書くことの方がずっと大切 ○ だらしなく書き始めろ ・「苦しめば苦しむほど良い結果がでる」というのは嘘 ・文章は楽しく書き進められなければならない。 ・書き手がうんざりした気持ちを持ち始めると,文章が死んでしまう *だらしなく,いい加減に,ノーチェックでだらだらと」書き進めること ・論理の整合性がおかしかったり,文章がくどくなったりするが,後で直せばよい ・書く能力と直す能力は別の能力。同時に働かない *書くときは,独善的に自己陶酔的にジャイアン的に俺様的にバリバリ書いたほうがよい *ある程度時間を置いてから,自分を推敲モードの出木杉くんにしてチェックする ・文章を書く元々の動機は,ホラを吹くことや何かを自慢したり愚痴ったりすることと。 みなさん,文章を書いていますか? 子供達はもちろん,大人も,試してみませんか。 【おまけ】 大雨,大地震と災害が続き,「♪あすという日が」を思い出しました。 初めて聴いたのは,ベガルタ仙台の試合で,中学生が歌っている「♪あすという日が」でした。 東日本大震災のあと,“復興シンボル曲”と言われ,知っている方も多いと思います。 ※歌に乗せて被災時のようすが流れます。