集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

高温。『遺言』(日経ビジネス編)

サギソウ0802。 ピークの日に見逃し(?),昨夜,火星を見ました。探すのは難しくなく,大きく,明るく,赤い光でした。  夏休み中の子供達は,何を思いながら火星を見ているでしょう。  宇宙に“夢”を描き,自分の“夢”を重ねていてくれるといいなあと思います。  今日も暑い日でした。気温が40度を超える地域もありました。全国9位までが東海地方だったようで,当地でも“熱い風”が吹きました。  野菜・果物の農家の方とお話しすると,「今年の暑さは,水をかけても解消できない。高温障害が出ている。」と言われました。  “暑いだけ”なら,萎れたり弱っていても,水をしっかりやれば回復するそうですが,極端な高温で「めしべがやられてしまっている」のです。  “成長するもの”が傷めつけられています。  “収穫のとき”が想像できません。  「自然には勝てない。」と言われますが,それでは済まない状況です。  今年の秋は…。  8月になり,「戦争のこと」「先人のこと」が話題になったり,考えたりすることが増えます。  3年前,「日本は戦後70年の節目を迎えました。」と,いろいろな企画や特集がありました。  その一つ,日経ビジネスが『戦後70年特別企画 遺言 日本の未来へ』を行いました。  そこから生まれた『遺言 日本の未来へ』(日経BP社・刊)です。  最初に,登場する方々がカラー写真で続きます。その表情に,この後の語りの優しさや厳しさ,鋭さが表れているような感じです。  「はじめに」は,
 「遺言」。 『広辞苑』によると 「死後のために物事を言い遺すこと」 です。これを第一線でなお活躍している方々に書いてもらおうというのですから,私たちも随分失礼なお願いをしたものです。(略) 極めて意味のあることだと考えました。そして,彼らの言葉を活字として後世に遺し,未来に伝えていくことは私たち出版社の使命だと考えたのです。
と始め,この企画の意味を述べています。  本書では,戦後の日本を支えた31名から,“日本の未来”に向けて語られた「遺言」です。  とはいえ,直接的に“次の世代へのメッセージ”を語っているのではなく,「自身の歩まれた道」が述べられています。  そこから“○○を読み取り,生かそう”という姿勢がいりそうです。  それぞれ関心のある方の話を読み,気になる部分を読み,そこから考えることで,“近づき”,“乗り越える”世代となっていけるような気がします。  「次の世代」にお薦めの一冊です。
     目次 はじめに 1章 未来の経営者へ 2章 未来の創造者へ 3章 未来のリーダーへ 4章 未来の日本人へ
【関連】   ◇戦後70年特別企画 遺言 日本の未来へ日経ビジネスオンライン