集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

『世代論の教科書』(阪本節郎,原田曜平・著)

蝶0725。 今日も暑い日になりました。  午後,雲が広がってきました。そして「雨が降りました」。雨で空気が冷やされたようで,吹く風が変わりました。  しかし,雨は局所的で,防災速報が「猛烈な雨 80mm/h以上…」と通知をしてきましたが,当地は降りませんでした。  猛暑が続いていますが,週末には台風12号の影響がありそうです。  急な天候の変化に気を付けて過ごしましょう。  午前中,来客がありました。“最近のできごと”についてお聞きし,お話をしました。  道徳の話,教育の話,学校の話,次に向けての話…  かつて世の中の移り変わりを例えて「十年一昔」と言いました。職場には“四昔”の違いをもった人が働いています。  業務の“決定権”をもつ人の多くは,“四昔前の人”ということになります。  教育の場でも,「予測困難な社会」に向かっていく教育(指導)を進めてくのですが,その判断や決定をする方々は“四昔も五昔も前の教育”を足場にして検討しているような気がします。  そのために…。    よい話を聞き,話ができました。ありがとうございました。  いろいろな世界で活躍するの若者は,いわゆる“ゆとり世代”です。これまで「“ゆとり(世代)”だから…」と揶揄されることが多い世代でしたが,これからの社会を作っていくのは“ゆとり世代”のみなさんだと思います。  以前に紹介した『日本初! たった1冊で誰とでもうまく付き合える世代論の教科書―「団塊世代」から「さとり世代」まで一気にわかる』(東洋市経済新報社・刊)です。  著者は,博報堂出身の世代が違う2人の広告マンです。  “世代”の区分については,いろいろな分類があるようですが,本書では,次のように分けています。
団塊世代 = 60代後半(1947〜1951年生まれ) ○ ポパイ・JJ世代 = 50代半ば〜60代前半(1952〜1960年生まれ) ○ 新人類世代 = 50歳〜50代半ば(1961〜1965年生まれ) ○ バブル世代 = 40代半ば〜40代後半(1966〜1970年生まれ) ○ 団塊ジュニア世代 = 30代前半〜40代半ば(1971〜1982年生まれ) ○ さとり世代 = 20代前半〜30代前半(1983〜1994年生まれ)
 それぞれの世代について,
1 【○○世代】の時代背景 2 【○○世代】の特徴 3 【○○世代】の消費・文化の歴史 4 【○○世代】の恋愛・結婚 5 【○○世代】の消費のツボ 参考 *子どものころのヒーロー *有名人
の項で,その特徴が述べられています。  その世代の特徴となったことへの“歴史”の切り口に,「なるほど!」と納得して読み進みました。  各世代について述べた後,第7章の「クロスジェネレーション」では,今後を考える世代の交流(?)ポイントがあげられています。  この切り口(視点?)から,自分の立ち位置や今後を考えました。  はじめにで,本書を「おやじたらしのバイブル」「若者の言動を理解するためのバイブル」として活用してほしいと書いています。発行から時間が経っていますが,「世代」には伝わりそうです。  バイブルにするかどうかは別として,消費やブームからみた“歴史”を知り,「次」を考えるヒントが得られるかもしれません。  気になる「世代」は,どこですか。
    目次 はじめに 第1章 団塊世代 − 「公」と「私」の逆転、私生活でイノベーション 第2章 ポパイ・JJ世代(ポスト団塊世代) −「私」の深化、私生活の確立 第3章 新人類世代 −「私」の成長、思想の解体 第4章 バブル世代 −「私」の爆発、享楽の頂点へ 第5章 団塊ジュニア世代 −「私」の多様化、「格差時代」へ 第6章 さとり世代 −「私」の連携と同調、「消費離れ」へ 第7章 「クロスジェネレーション」で見れば、次のビジネス、日本の未来が見えてくる 【特別付録】団塊世代からさとり世代までの流れを改めて総括する
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