集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

海の日。『羊と鋼の森』(宮下奈都・著)

西瓜0716。 猛暑に注意!!  今日も朝から,さまざまに“警告”が流れてきました。少し動くだけで汗が出てきました。  休憩を小まめに,そして長くとって活動をしました。   *今朝のツイート   「【備忘録】暑さに注意!! もしもの時は」  今日は,国民の祝日の一つ「海の日(Marine Day)」でした。「海の恩恵に感謝するとともに,海洋国日本の繁栄を願う」日です。  映画になり話題になったことで,“再び”『羊と鋼の森』(文藝春秋・刊/文春文庫)を読みました。  本屋大賞で話題になったとき,読みきれませんでしたが,今回は物語に入っていけた気がします。  マンガ「ピアノの森」では,森から生まれた演奏であり,主人公でした。  ここでの“森”は…  主人公の外村は,将来の夢を持っていなかった高校生のとき,学校で調律師 板鳥に出会います。  そして,専門学校に進み,卒業すると板鳥が働く江藤楽器に就職し,調律師の道を歩み出します。ピアノを弾いたこともなければ,クラシック音楽の専門知識もない,ひょっとしたら才能も…。  この“道”を選び,歩んでいく強い意志はもっていますが,さまざまな迷いと悩みが…。  双子の姉妹 和音と由仁との出会いと交流から,彼が成長していく姿が…。  外村として読む,外村を見て読む…。どこに自分を置くかで印象の変わる話のように感じました。それが,前回と今回の違いのような気がします。  映画を観てから読むと,また違った印象かもしれません。  あなたは,読まれましたか。
○ 僕は調律という森に出会ってしまった。山には帰れない。 ○「明るく静かに住んで懐かしい文体,少しは甘えているようでありながら,きびしく深いものを湛えている文体,夢のように美しいが現実のようにたしかな文体」 ○ ぼやけていた眺めの一点に,ぴっと焦点が合う。山に生えている一本の木,その木を覆う緑の葉,それがさわさわと揺れるようすまで見えた気がした。 ○ 和音の弾くピアノの音色が一番美しく響くよう,僕はカササギたちを高く飛ばした。 ○「でも,今は思うよ,外村くんみたいな人が,根気よく,一歩一歩,羊と鋼の森を歩き続けられる人なのかもしれない」
【関連】   ◇『羊と鋼の森』 特設サイト文藝春秋BOOKS)   ◇宮下奈都 (@NatsMiya)Twitter)   ◇映画「羊と鋼の森」公式サイト 【おまけ】  有名ユーチューバーのヒカキンさん。「拡散希望】ヒカキンと一緒に西日本豪雨の被災地に募金しませんか?」(7/9)
 *ネットから支援募金    ※Tポイントで1ptから寄付できます(期間固定Tポイントもご利用いただけます)   ▼平成30年7月大雨被害緊急災害支援募金Yahoo!基金)   ▼大雨洪水緊急支援(A-PADジャパン)   ▼被害の大きい広島・岡山で活動を開始(ピースウィンズ・ジャパン)   ◆平成30年大阪府北部を震源とする地震緊急支援募金Yahoo!基金