今年の“会議”は変わりましたか
朝,綺麗な青空が「今日も暑くなるぞ〜」と言っているようでした。そして,時間とともに気温は上がり,高原の当地も“猛暑”になりました。
厳しい暑さになっていますが,これまでと違う“トンボ”の姿が見られました。暦の動きをしっているのでしょうか。
暑い! 午前中に熱中症の「危険 運動は中止しよう」との注意情報が届きました。みなさん,お気をつけください。
そんな暑さの中,「一歩でも前に向いて進んでほしい」と,大雨・地震の被災地に多くのボランティアが駆け付けています。
そのボランティアを受け入れる災害ボランティアセンターも,てんてこ舞いのようです。
おはようございます。今日は豪雨災害で被害を受けた○○市の災害ボランティアセンターに,○○としてボランティアセンターの運営の手伝いに来ています。 早朝から多くの皆さんの力が集結しています。 今日も暑くなりますので,熱中症に気をつけて復旧活動にあたりましょう!(知人のFacebookより)受付開始前から長蛇の列ができ,1時間ほどで受け入れ上限に達してしまった地区もあるようです。 被災地の復旧には,“人手”がいります。その力がうまく分配できない…。 未災地は,こうした「事後」「復旧」への対応や手順,その分配をシミュレーションし準備していると思います。今回の大雨災害から,その見直しも急務でしょうね。 関係のみなさん,よろしくお願いします。 働き方改革が言われ,企業や事業所,官公庁では,さまざまな取り組みが行われています。 その一つに「会議の見直し」をした所も多いと思います。 参加者数や会場,時間,手法… 新年度も3か月が過ぎ,その成果が出ていますか。 昨年度までNHK Eテレで放送していた『オイコノミア』で,「ダメ会議の撲滅」をテーマにした回(2018/01/12)がありました。
会議なんて時間のムダ、と思いがち。でも短時間で大きな成果を出せる方法が経済学にはある。それに会議にはメリットも!!明日からの会議を有意義にする条件とは?出演者が,「無駄な会議改善」「上手くいかない会議」の問題点を洗い出し,そこから経済学の視点で「よい会議」を考えていました。 視聴メモから(会議改善の道筋は見えませんが)
○番組での「会議の定義」:会議の参加者で構成された集団による意思決定を行う場 ○ダメ会議の特徴 1)ボスがいる すごく存在感の大きい人・態度の大きい人・独裁的な言動をする人=ボス。参加者が自由に言うことができなくなり,結論もボスの独断になりがち。 →上手いボスは会議で参加者の意見を「いいね!いいね!」ってすごく褒めて,とにかく聞き出して,後でみんなのいないところで決断する。by鈴木おさむ 2)参加者が多い 参加者が多いと一人一人の存在感が低下し,「会議に貢献しよう」という意欲が下がってしまう。どうせ他の人がいい意見を言ってくれるから,自分はそれにフリーライド(ただ乗り)しようと考え始める人が出てくる。 フリーライドの人が,会議が終わった後に「あいつはダメだ」とか「あれは良くなかった」とか好き勝手言う。それが蔓延して,誰もリーダーシップが取れなくなったり,会議自体の質が下がる。 ○ロバート議事法 ・時間短縮できる決め方 ・「原案」を決め「対抗案」を出していき,後から出た対抗案同士を順にトーナメント方式で決めて最終的に原案と多数決で決定 ・メリット 早く決定ができる 先に出した意見ほど多数決の回数が少なくなるため参加者が意見を出し惜しみせず時間短縮できる ・ロバート議事法ルール 1)対抗案にはセコンド(支持者)が必要 セコンドがつかない場合は対抗案として成立しない 2)後から出された案から多数決 ○Googleの例 ・大事な人たちに絞って,最小限の人数で会議をやる ・大事な人=その事項において決定権のある人 ○理想の会議の条件 1) ボスは会議から外す 2) 参加人数は最大7人前後 3) 公平な議長が進行する 4) 議長が不規則発言を制す 5) あらかじめ決め方を設定しておくいかがですか。 【関連】 ◇作手のトンボを知ろう!(YouTube) 【おまけ】 今日から,TBSテレビで日曜劇場『この世界の片隅に』が始まるようです。 以前公開された映画は,ゆっくりとそして長く話題になりました。テレビでは,どうでしょう。 今年,“被災地 広島”となっていますが,平和を考えることの多い8月を前に,注目したい番組です。 ◇『この世界の片隅に 上・中・下』(こうの史代・著)(集団「Emication」 2017/06/05)