集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

総会。「見代の三薬師」《作手村のむかし 5》

花0510。 朝から青空のよい天気でしたが,なかなか気温は上がりませんでした。  今日(5月10日)から16日まで「愛鳥週間(バードウィーク)です。  地球上には2千億から4千億羽の野鳥がいると推計されているそうです。  さすがに“億”には遠く及びませんが,当地も多くの野鳥と出会うことができます。この時期,耳を澄ませて鳴き声を聞き,目を大きくして野山を眺めてはいかがでしょう。何種の野鳥にであえるでしょうか。  今日,新城市遺族会総会でした。  昨年度の事業・会計報告,本年度の事業計画・予算案について協議し,承認されました。  来賓あいさつのなかで,市長から2回目となる平和祈念式典に関わって「子供が参加できるように…」「中学生の派遣が中止になって…」「戦争は過去のことではなく,今を生きるものとして…」と,“若い市民”が平和をつないでゆけるよう取り組んでいくことを話されました。  総会,ありがとございました。  課題をもって本年度の活動が始まりました。よろしくお願いします。   文集「こうやまき」(1970年・刊)から,「作手村のむかし」の一話です。 ********    『見代の三薬師』 (文・協和小4年 男児)  見代には,しまの薬師,ごあんのうらの薬師,お寺の薬師,といって,お薬師様をまつったお堂が三つあります。どのお堂へ行ってみても,細長いたんざく形の白い布に,めという字をたくさん書いた旗がつるしてあります。  お薬師様は,目のわるいのをなおしてくださるほとけ様ということで,むかしは,目のわるい人が,ずいぶん遠くからおまいりに来たということです。  見代の人たちはこの三薬師をしんこうして,一年に一度村中の人が集まってあまざけをわかし,もちなげをして,おまつりをしました。それは,今でも続けられています。そのおかげで,見代にはむかしから目の病気にかかった人はない,といわれています。  むかしは,医者もなく,よい薬もなかったので,病気にかかるとみんないっしようけんめいにおまいりをして,病気が早くよくなるようにお願いをしたのでしようが,ぼくたちには何だかふしぎに思えてなりません。  しかし,神様やほとけ様にを感しゃすることはよいことだと思いますので,このおまつりがいつまでも続くとよいと思います。 ********  さて,「三薬師」「おまつり」は,今どのようになっているでしょう。