集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

『大人に刺さる園児の名言』(東邦出版編集部・編)

紅葉1125。 昨夜からの冷え込み,風もなかったため,朝の景色は霜で“真っ白”でした。  風も静かで晴れた冬の日でした。  夜,以前に一緒に働いた方々と振り返る会でした。  案内が届いたとき,「さて,何を振り返るのか…。」と訝しくも思いましたが,顔を合わせると…。  上司や同僚と過ごした素敵な時間(とき)と場に,一気に戻って,話ができました。  “振り返る”こともありましたが,「これから」「次」の話題が次々と出てきました。  生き生き,わくわくと日々を過ごす方々であり,こうした方々と一緒に過ごせたことは,たいへん貴重です。  愉しい時間をありがとうございました。  図書室で見つけた『大人に刺さる園児の名言』(東邦出版・刊)です。  「こどもの声」は,新聞や雑誌で見かけることも多く,この本に収録されている名言も,それらと似ています。  「まえがき」は次のように始まります。
「老人がひとり亡くなるのは,図書館がひとつ消えるのと同じ」  アフリカのことわざだそうです。60年,70年,80年と人生の荒波を…
と老人について言い,続けて「40代,50代」「20代,30代」「10代」と述べていきます。  そして,
 保育園児や幼稚園児は,私たち大人が身につけているもの,身についてしまったものを,ほとんど持っていません。だからこそ真っ白な心で感じたことや思ったことを衒うことなく口に出します。人生を24時間にたとえて午後11時59分が老人たちの世界であれば,午前0時1分が園児たちの生きる場所。その言葉には図書館に収めらている本と同じ価値があるはずです。
 “同じ価値”であるかどうか,この本を読んで,それぞれで判定してみてください。  どこからでも,何回でも,読み楽しめる一冊です。  抜き書き
○〔3才・女・りおちゃん〕「ママは,大きくなったら なにに なりたいの?」   親になっても夢を持とうと思いました。 ○〔4才・女・明里〕「ねえねえ! お父さんお母さん! いっしょに手をつないで寝たらおんなじ夢が見られるヨ!!」   親子3人で寝たい娘が言ったひと言。 ○〔3才・男・きい〕「あした 花火みれるの? え〜,うれしみ〜!」   たしかに「嬉しい」と「楽しみ」は,たいてい一緒にやってくるかも。   お父さんとお母さんのあいだで,流行語になりました。 ○〔4才・女・結愛〕 母「あーそーぼっ!!」  子「忙しいから かんべんして!!」   勘弁なんて言葉,どこで覚えたの…。 ○〔5才・男・ゆみくん〕「ねぇ,ねぇ,ママが赤ちゃんのときには きょうりゅう いた?」   ねぇ,ねぇ,人のこと何才だと思っているの? ○〔3才・女・ゆう〕「おおきくなったら,おとこのこになるんだ〜」   な,なれるかな…(笑) ○〔4才・女・瑠梨〕娘が祖母とドライブ中,「見て!  田んぼから お家がはえてるよ! 田舎だねえ〜」 ○〔3才・男・悠慎〕産まれてきた妹に,「泣かなくてもいいよ!  ずっとそばにいるよ」
   MOKUJI まえがき 園児の名言 サンマ?ヨンマ? あなた何才? そんな… ホロリ 園児の迷言!? 遠い日の感性 あとがき