集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

広島原爆忌。「♪ 一本の鉛筆」。

ヒロシマ0806。 今朝,青い夏の空でした。  あの日の朝も,青空が広がっていました。  『72年前の今日,8月6日8時15分,広島の空に「絶対悪」が放たれ,立ち昇ったきのこ雲の下で何が起こったかを思い浮かべてみませんか。鋭い閃光がピカーッと走り…』と,松井広島市長が平和宣言を語り始めました。  そして,子供達は,
 原子爆弾が投下される前の広島には、美しい自然がありました。  大好きな人の優しい笑顔、温もりがありました。  一緒に創るはずだった未来がありました。  広島には、当たり前の日常があったのです。
と始め,『広島の子供の私たちが勇気を出し、心と心をつなぐ架け橋を築いていきます。』と強い決意を述べました。  未来に向かって生きる子供達に,戦争を伝え,平和の価値を気づかせていきたいと思います。  先日の新城市平和祈念式典に,広島から伝承者を迎え話を伺いましたが,子供達だけでなく大人も,被爆者に聞く”ことは難しくなっています。  語り部の方々にも,この72年という時間が過ぎています。確実に,その時を知る方々は“少数”になっていきます。  今を生きる者の意識は“多数”であり続けなければなりません。  広島,長崎,終戦……,夏休み中の“その日”を,子供達にどう伝えるのか。それは,すべての大人の役割でしょう。  “昭和”を振り返って,1974年8月に第1回広島平和音楽祭で発表された「♪ 一本の鉛筆」を思い出しました。歌ったのは,美空ひばり(1937〜1989)さんでした。  美空ひばりさんのヒット曲のなかでは目立ちませんが,彼女自身は好きな持ち歌ベスト10に選んだ曲で,「皆さんにぜひ愛していただきたい歌」とも語っています。  この歌とともに,今日と未来(あす)を見つめてみませんか
    一本の鉛筆         作詞;松山善三/作曲;佐藤 勝 1.あなたに 聞いてもらいたい   あなたに 読んでもらいたい   あなたに 歌ってもらいたい   あなたに 信じてもらいたい   一本の鉛筆があれば   私は あなたへの愛を書く   一本の鉛筆があれば   戦争はいやだと 私は書く 2.あなたに 愛をおくりたい   あなたに 夢をおくりたい   あなたに 春をおくりたい   あなたに 世界をおくりたい   一枚のザラ紙があれば   私は子どもが欲しいと書く   一枚のザラ紙があれば   あなたを返してと 私は書く   一本の鉛筆があれば   八月六日の朝と書く   一本の鉛筆があれば   人間のいのちと 私は書く
【参考】   ◇平和宣言【平成29年(2017年)】広島市)   ◇子どもたちの「平和への誓い」(ハフィントンポスト)   原爆ドームの内部へGoogleマップ)    ※ 2011年に撮影された内部の映像です。