土用丑の日。
雲の多い日で,出先では雨に降られることもありました。
“不安定な天候”が続きます。
今日は,土用の“丑の日”です。
“土用丑の日”と聞くと,「鰻」が思い浮びます。
それが“古くからの風習”かというと,そうではなく,“有名な”販促コピーでした。
由来には諸説あるようですが,「平賀源内による発案」が定着(?)しているように思います。
江戸時代,うなぎ屋がうなぎが売れないで困っていることを,平賀源内に相談しました。
それに対して,
「本日丑の日」という張り紙を店に貼るという案をだし,それが功を奏して,うなぎ屋は大繁盛したそうです。 丑の日には,「“う”から始まる食べ物を食べると夏負けしない」という謂われがあり,先の大繁盛をみて,他のうなぎ屋もこぞって真似するようになったといいます。 こうしたことから,「土用丑の日には鰻」という“刷り込み”となってきたようです。 ところで,うなぎ屋が「売れなくて困ってた」と言っていたのは,”当然”だったのです。 それは,うなぎの「旬」は冬であり,夏は時季外れ(?)といってよいでしょう。現代のような輸送や保存はありませんから,「美味しくなかった」のでしょう。 それでも「売った」「売れた」のですから,“美味しいうなぎ料理”だったのが一番の理由だったかもしれません。 商売って,難しいですね。 ご存知の話ばかりの「土用丑の日」のうんちくでした。