集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

土用丑の日。

鰻0725。 雲の多い日で,出先ではに降られることもありました。  “不安定な天候”が続きます。  今日は,土用の“丑の日”です。  “土用丑の日”と聞くと,「」が思い浮びます。  それが“古くからの風習”かというと,そうではなく,“有名な”販促コピーでした。  由来には諸説あるようですが,「平賀源内による発案」が定着(?)しているように思います。  江戸時代,うなぎ屋がうなぎが売れないで困っていることを,平賀源内に相談しました。  それに対して,
本日丑の日」という張り紙を店に貼る
という案をだし,それが功を奏して,うなぎ屋は大繁盛したそうです。  丑の日には,「“う”から始まる食べ物を食べると夏負けしない」という謂われがあり,先の大繁盛をみて,他のうなぎ屋もこぞって真似するようになったといいます。  こうしたことから,「土用丑の日には鰻」という“刷り込み”となってきたようです。  ところで,うなぎ屋が「売れなくて困ってた」と言っていたのは,”当然”だったのです。  それは,うなぎの「旬」は冬であり,夏は時季外れ(?)といってよいでしょう。現代のような輸送や保存はありませんから,「美味しくなかった」のでしょう。  それでも「売った」「売れた」のですから,“美味しいうなぎ料理”だったのが一番の理由だったかもしれません。  商売って,難しいですね。  ご存知の話ばかりの「土用丑の日」のうんちくでした。