「習いごと」の続きの続き(1984年)
朝から激しい雨が降っており,そのまま降り続けました。天気予報通りでした。雨が降っておらず渇いた土地には,恵みの雨となったようです。
その雨と風のために,だいぶ大きくなっていた「奇跡のひまわり」が倒されてしまいました。
添え木をして,次の雨と風に備えようと思います。
今日は二十四節気の一つ「夏至」です。
北半球では,太陽が最も高く昼間の時間が最も長くなる日ですが,雨が降って太陽の高さは感じられませんでした。
また,暦の記事には,菖蒲が咲き始め,半夏(烏柄杓)が生えてくる頃とありました。
自然,季節の変化を楽しみましょう。
先日の記事で「「習いごと」の続き(1984年)」の続き(1984/06/07)です。
また,いくつかのお便りの中には,私が考えさせられたり,反省させられた内容のものがありました。 「よその子が,いろいろ習っているのを見て,私は焦ります。その焦りは,私の虚栄心からくるものだと分かっていますので,子供がやりたいと言うまで,待つつもりです。目の輝きを失ってまで,行かせたくありません。友達と遊んできたときは,満足した顔で帰ってきます。」 「三人目ともなると,気持ちに余裕ができたのか,今は,元気に,通信ではないのですが,どろんこになって毎日遊んでくれれば良いと,思っています。」 「習いごとについては,よその子が,みんないかなければ,うちの子もやらせたくない,というのが本音です。」 “私の虚栄心”などという言葉を使ってまでお便りしていただき,ありがたく思っています。ここに挙げた三つの内容は,習いごとには否定的ですが,礼儀が良くなる習いごともあり,行かせてよかった,と書かれていました。 しかし,3,4年生が多く行っている珠算などでは,習いごとが終わった後の宿題が四冊(書き取り,算数,自由勉強,日記)あるので,ちょっと手こずると,寝るのが11時になることがしばしばあると,兄弟の話も知らせていただきました。それでも,その子が珠算に行くのは,大部分の子が行っているので,学校から帰ってから,習いものに行くところがないと,みんなから取り残されたような気がするからだそうです。 こうなると,先の三番目のお考えのように,『よその子がみんな行かなければ』という部分を,多くの方が意識していけば,行かずにすむ習いごとがありそうな気がします。59年に小学校に入学した子たちのまわりから,少しずつ意識が変わらないものでしょうか。“意識の変化”は…。 【話題の提供】 文部科学省が,3月に公示された小学校学習指導要領と中学校学習指導要領の「解説」をWebサイトに掲載しました。 ◇小学校学習指導要領解説(文部科学省) ◇中学校学習指導要領解説(文部科学省) 本文等は,以下から。 ◇学習指導要領等(文部科学省)