若い力。「力」を磨く。
穏やかな晴天でした。
午前中,地区の神社で新年の準備をしました。
総代さん方が採ってきた材料を使って,門松をつくりました。
地区の一年に感謝し,これからの安寧を願って,門松が立ちました。
ありがとうございました。
昨日,「14歳の最年少プロ棋士・藤井四段,白星デビュー」とのニュースがありました。
現役最年長の加藤九段との対戦は,年齢差62歳でしたが,気後れせず相手が得意とする矢倉戦法同士で真っ向勝負となったようです。
将棋界で大きなニュースでした。
囲碁界でも大きなニュースがありました。
「井山裕太太本因坊(26)が,十段を奪取し,囲碁界では初めて全7大タイトルの同時制覇を達成した。」と。
囲碁や将棋の勝負では,長い修行や経験が“ものをいう”世界で,年配者が上位に“君臨”している印象があります。
谷川浩司氏や米長邦雄氏,藤沢秀行氏,趙治勲氏といった名人の“今の印象”が,そう感じさせます。
それぞれの方々も,称号を得たときには若かったようですが,「長く強かった」ので“歳”の印象が強いようです。
そうした将棋,囲碁に「若い力」が台頭・登場しています。
スポーツや芸術の世界でも,若い世代の活躍が伝えられています。
いろいろな場面で“世代交代”が言われますが,巨匠や名人,重鎮が“元気”であり後進の出る幕がなかったり,“後継者不足”であったりして,それを嘆く声もあります。
しかし,“これまでと違う形”で「若い力」は伸びているようです。
囲碁の井山本因坊は,師匠とネット碁で千局以上も打って腕を磨きました。これまでの内弟子が「年に3局ぐらいしか打ってもらえない」とは大きく違います。
“師弟制度”が明確に残っている世界だけでなく,多くのところで「○○は見て盗め」と,技や芸を弟子が身につけていくことを求めてきました。
勝敗の明確な場面で,若い力が見えるようになってきました。若い力は,他の場面・業界でも伸びてきているのだと思います。
しかし,それが“見える仕かけ”,それを“見せる仕組み”がなく,埋もれてしまっているようです。
早く見出さないと,その力は,別の世界に移っていってしまいそうで,とても心配です。
あなたの業界では,若い力が活躍していますか。若い力に光が当たっていますか。