長崎原爆の日
今日も,青空の綺麗な暑い日でした。
気温が上昇し,午前中に高温注意情報が発表され,テレビ画面に「厳重に警戒!」の呼びかけが表示されていました。
各地で35度を超える猛暑を記録し,「暑〜い」と声を上げているようです。声を出したからといって涼しくなるわけではありませんが,つい出てしまいますね。
当地も,「暑い!」のですが,ニュースが伝えるようなことはありません。
夏の天気が続いて湿度が下がり,蒸し暑さが緩んでいます。そして,気温も30度にはいかずに済みそうです。
暑い夏は,高原が過ごしやすいですよ。
今日は,71回目の「長崎原爆の日」です。71年前の8月9日11時2分,長崎に原爆が投下されました。
平和祈念式典で田上長崎市長は,
核兵器の歴史は、不信感の歴史です。(略) この流れを断ち切り、不信のサイクルを信頼のサイクルに転換するためにできることのひとつは、粘り強く信頼を生み続けることです。(略) 世界が「被爆者のいない時代」を迎える日が少しずつ近づいています。戦争、そして戦争が生んだ被爆の体験をどう受け継いでいくかが、今、問われています。 若い世代の皆さん、あなたたちが当たり前と感じる日常、例えば、お母さんの優しい手、お父さんの温かいまなざし、友だちとの会話、好きな人の笑顔…。そのすべてを奪い去ってしまうのが戦争です。 戦争体験、被爆者の体験に、ぜひ一度耳を傾けてみてください。つらい経験を語ることは苦しいことです。それでも語ってくれるのは、未来の人たちを守りたいからだということを知ってください。と平和宣言で述べ,若い世代に「未来のために,過去に向き合う一歩を踏み出してみませんか」と呼びかけました。 ◇平成28年 長崎平和宣言(長崎市) ◇長崎市 平和・原爆 今年も,広島の平和宣言に続き,長崎平和宣言の全文を読み,「今」と「未来(あす)」を考えました。 暑い夏,平和と未来について考える機会を大切にしたいと思います。 子供たちと話題にしていく一日でありますように! 【おまけ】 「長崎原爆の日」に合わせ渡辺千鶴子氏の『長崎を忘れない』を読みました。 被爆からの日々,思い,そして周囲の話が綴られています。 渡辺氏は,苦しい日でありながらも,母親と“生き抜いた”日々から,原爆原爆乙女の会としての行動を始め,被爆地長崎を代表する「語り部」として国内外で活躍されました。 16歳で被爆した渡辺氏の半生を歌と語りで表現している合唱組曲『平和の旅へ』(8曲の合唱と語りからなる約30分の構成組曲)があります。 ◇「平和の旅へ」 Journey to Peace(YouTube) 【今日の小咄】 会社で「防災安全ヘルメット」が配られた。 入れ物の段ボール箱には「われもの注意」と書いてあった。