今日も，
夏の暑い日でした。
出かける用事もなく，気づくと
歩数計は日中1,
218歩でした。「
動いていない日」です。
今日から，
第31回夏季オリンピック（リオデジャネイロオリンピック）が始まりました。
2008年
北京オリンピックのは長崎
原爆の日（8月9日）に始まりました。
今回は，広島
原爆の日に始まります。
原爆の日が，オリンピックの話題に隠れてしまいそうですが，家庭の話題にしていただきたいと思います。
71年目の
広島原爆の日，「その時」に合わせて黙祷をしました。
今年の「
平和宣言」では，「
絶対悪」の言葉が耳に残りました。宣言のなかで，
今年5月、原爆投下国の現職大統領として初めて広島を訪問したオバマ大統領は、「私自身の国と同様、核を保有する国々は、恐怖の論理から逃れ、核兵器のない世界を追求する勇気を持たなければならない。」と訴えました。それは、被爆者の「こんな思いを他の誰にもさせてはならない」という心からの叫びを受け止め、今なお存在し続ける核兵器の廃絶に立ち向かう「情熱」を、米国をはじめ世界の人々に示すものでした。そして、あの「絶対悪」を許さないというヒロシマの思いがオバマ大統領に届いたことの証しでした。
と，
オバマ大統領の訪問に触れ，G7の外相が集って宣言を発したことなどをあげ，世界の人々とともに
核兵器廃絶と世界
恒久平和の実現に向けて力を尽くすことを，
力強く宣言しました。
◇平和宣言【平成28年（2016年）】
続く，子供達の「
平和への誓い」では，
被爆者の思いや被爆の事実を自らの体験のように、想像するのです。
聞きたくても、聞くことができなくなる日が近づいています。
一瞬で街がつぶれ、日常や夢を踏みにじられた
昭和２０年（１９４５年）８月６日 午前８時１５分の出来事を、
私たちは、もっと、知りたいのです。
もっと、伝えたいのです。(略)
私たちは、待っているだけではいけないのです。
誰が、平和な世界にするのでしょうか。
夢や希望にあふれた未来は、
ぼくたち、わたしたち、一人一人が創るのです。
と，「
平和への願いを 私たちが語り伝えていきます」と，
力強く語りました。
◇平成２８年度 「平和への誓い」
当地で育つ子供達に“同じ思い”を求めることはできませんが，
「今を生きていることを見つめる」ことを無くしていけないと思います。
子供達が，「聞きたくても、聞くことができなくなる日が近づいています」ということは，
ヒロシマもナガサキも当地も変わりません。
71年目の
夏，祖父母から“戦争の時代”を聞く子供が多くいてほしいと思っています。
ぜひ時間を作ってください。
ところで，
リオデジャネイロオリンピックには，
205の国と地域が参加しています。それぞれの
国や地域の場所が分かりますか。
開会式のプラカードを見て，
「アフリカの東で…」などと言えたでしょうか。
日本選手の活躍や競技に興味がいきますが，対戦相手の国がわかっていると，これまでと違って見えるかもしれません。
こんなとき，活躍するのが
地図帳です。
お子さんの地図帳を借りて，
テレビ観戦をしながら“国際理解”を楽しみませんか。
【関連】
◇「今を戦前にさせない」 原爆の日、中国放送がラテ欄に忍ばせた決意（withnews（ウィズニュース））
◇Googleマップで見る「原爆ドームの内部」
◇第31回オリンピック競技大会（2016/リオデジャネイロ）（
JOC；
日本オリンピック委員会）
◇Rio 2016 Olympics（公式サイト）
