集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

合祀。 『ハラヘリ読書』(宮田ナノ・著)

伽藍祀り0304。 天気のよい一日でした。  今日、地区にある「「伽藍祭り」の祭神を、白鳥神社へ合祀するために、禰宜と総代と一緒に、それぞれを訪ね巡りました。  地区内にある8か所の“神様”は、山の上など行き難い所、見つけ難いところもありますが、探しながら回り、白鳥神社へ遷っていただきました。  みなさん、ありがとうございました。  神様、これからよろしくお願いいたします。  読書や本のことを書いたものだと思うけど、題名の“ハラヘリ”がすぐに読めなかった『ハラヘリ読書』(KADOKAWA・刊)です。  コミックエッセイで、“食べもの”を述べた本のこと、表現や言葉のことが出てきます。  どうやらタイトルの「ハラヘリ」は、“腹が減る”、“腹が減った”という著者の思い、心の声のようです。  出版社の図書紹介には、
 美味しい“読書”、召し上がれ  森茉莉の書く“シュウクリイム”、内田百けんの書く“おかうこ”、村上春樹の書く“オムレツ”、森見登美彦の書く“お酒” etc……  古今東西の名作に登場する美味しそうな食べものを、食いしん坊の作者独自の目線で語るコミックエッセイ。  遠い存在だった文豪や、物語の登場人物たちが、いつの間にか身近に感じられる名作レビューエッセイです。
とあります。  全10話、10人の作者の本を取り上げ、その中の「食べもの」について、“ユーモアあふれる筆到で描き出し”ています。  著者の日常で、ふと見たこと、感じたことから話が始まり、そこで“本の言葉・表現”が思い浮かびます。  その言葉が、“ぴったり”したり、“同じにはなれない”と思ったりする様子が描かれ、語られています。  10ページ程のコミックエッセイ、それに続いて名作・作家に関するコラムがあり作家の図書(3冊ほど)が紹介されています。その図書を合わせて読むと、作家・作品の魅力が広がります。  この本について、話題になっている ChatGPT へ質問してみました。
  「ハラヘリ読書」は、宮田ナノさんが書いた本で、「本の中の食べもの」をテーマにしています。
 この質問について、次の回答でした。
それでは、「ハラヘリ読書」についての読書感想をお答え致します。 本書は、「本の中の食べもの」をテーマにしているため、読者は様々な本に登場する食べ物に関連したエピソードや話を楽しむことができます。また、読書と食事というテーマを組み合わせたことで、普段とは異なる読書体験を提供しているかもしれません。 同時に、本書を通して作家や文学作品に対する興味や関心が高まるかもしれません。また、本書を通して新たな文学作品に出会うことができるので、読者は新しい発見や興味を持つことができます。 とはいえ、この本に対する感想は人それぞれですので、それぞれが本書を読んで感じたことを参考にしていただければと思います。
 「う〜ん」と思いつつも、普段とは異なる読書体験を与えてくれるのは納得です。  本と食べもの、そして言葉・表現に、新しい魅力を感じる図書です。  あなたも、本書で、食べもの読書を楽しみませんか。  読書メモより(マンガだから…)
○ どうしてこんなに詩的に感じるんだろう?  「グラニ糖」/「アイスクリム」/「フランボワズ」  こういう独特の言い回しが効いているんだろうか? ○ こんなに素晴らしいご馳走なのに、プリンに毒されたエドマンドには 美味しく感じられない  私も…/こんな魅力的な食事シーンがあったことを まったく覚えていなかった ○ ところで この「プリン」、原文では「ターキッシュディライト」というお菓子なのだそう  日本の子供には馴染みがないので「プリン」を訳されたのだとか ○ 目次を開くと、懐かしい匂いと異国の匂いが混ざり合うような/不思議な質感を持ったタイトルが並びます ○ 平松さんの文章は食感となってダイレクトに口の中に滑り込んでくる感じがする… ○ そうか… 夢は見るものではなく誘われるもの…  こちらが初めて出会ったかのようなピュアな気持ちで向き合えば…  見知った果物だって きっと応えて夢に誘い込んでくれるはず…!!
   目次 はじめに 第1話 森茉莉といただく“シュウクリイム”   [コラム] 耽美なだけじゃない森茉莉 第2話 内田百?といただく“おかうこ”   [コラム] 頑固で偏屈でお茶目な百? 第3話 村上春樹さんといただく“オムレツ”   [コラム] 村上さんのエッセイしか知らない 第4話 黒髪の乙女といただく“お酒”   [コラム] 森見登美彦さんとの妙な思い出 第5話 石井好子といただく“失敗料理”   [コラム] 海も時代も超える、マダムのオムレツ 第6話 ナルニア国でいただく“プリン”   [コラム] 血の通った翻訳 第7話 角田光代さんといただく“苦手だった食べ物”   [コラム] ここに連れてきてくれた人 第8話 堀井和子さんといただく“ブレックファースト”   [コラム] 詩のような朝食 第9話 平松洋子さんといただく“果物”   [コラム] 平松さんのご相伴に 第10話 水上勉といただく“梅干”   [コラム] 五郎と自然食、宮田と精進料理 新コミックエッセイプチ大賞受賞作 日々郷愁」 おわりに 参考文献・索引
【関連】   ◇「伽藍祭り」は…。 3-1 民話の宝庫つくで(1) (記念誌86)(2022/07/04 集団「Emication」)   ◇宮田ナノ (@nanomiyata)Twitter)   ◇日々郷愁(連載 | コミックエッセイ劇場)     ◇【第10回 新プチ大賞 受賞作】 『日々郷愁』