集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

3-1.3 「人物 奥平氏」 (作手村誌)。 確定申告。

霜柱0216。 今日も晴れましたが、“氷点下の寒い日”でした。
 霜柱は、土の中の水分が土の粒子のすきまを通って上昇して地面に達し、そこで冷えて氷となったもの。凍ったものが柱のように長く伸びていく。  霜柱の生成には、適度な冷却と土壌の水分の他に適当な土質が必要で、地面近くの気温が0℃以下、下の地中の温度が0℃以上、土壌の含水量が30%以上の場合に発生しやすいそうです。
 「この寒さが過ぎれば…」と思いつつ、まだ続く…。  暖かくなるのは、、もう少し先。  『作手村』(1960・昭和35年発行)は、「第一編 郷土と自然」から「第二編 村の沿革と歴史」へと続きます。  昨年の大河ドラマ鎌倉時代、そして今年は徳川家康を描いています。  『作手村』(1960・昭和35年発行)から「諸豪族勃興時代」の奥平氏についの紹介です。 ********     第二編 村の沿革と歴史     第三章 中世   人物 奥平氏  奥平氏はその先 (第六十二代)村上天皇の皇子具平親王(世に六条宮又は千郷殿と称す)十二代の孫赤松播磨守則景より出ず。則景、(第十八代)高倉天皇の治承四年源頼朝兵を伊豆に挙ぐるに当り関東へ下向し頼朝に属して功あり。始め北条義時の女をめとりて長子家範を生む(赤松家の嫡統)、後上野国 甘楽郡司平姓畠山小幡右衛門尉政行の女と婚して次子氏行を拳ぐ、氏行出でて外祖父政行の子畠山小幡太郎行綱に養われ小幡四郎右衛門尉と称す。又藤原姓児玉本庄左衛門尉家貞の婿となり、両家を継承して上野国甘楽郡司の職を襲い、郡内小野庄奥平村に居す。これより奥平を以て苗宇となす。  氏行二子あり。長を吉行又は持氏或は持貞と言い、次を崇行という。崇行は畠山小幡家を継ぎて小幡右衛門佐と称し、吉行は児玉奥平家を承けて児玉奥平二郎太郎と称す。氏行より以下七世百九十余年を経て(第九十八代)長慶天皇の天授年間(一説には第101代称光天皇の応永年間)八世の孫貞俊故ありて上野国奥平邑を去り、三河国作手に移りてここに新興の緒を定む。爾後貞久、貞昌、貞勝、貞能、信昌の五代相継いで依然作手に割拠し近境隣接の巨族雄邦互にしのぎをけずる渦中にあって方向に迷わず去就を誤らず、威武を此間に発揚して却って漸次強大を加えたり。 茶器0216。 特に信昌英邁の資を以て長篠合戦に開運の偉勲を奏し、小牧、小田原の戦功により、天正十八年封侯に列せられて、上野国小幡領宮崎三万石の恩賞を拝領す。第百七代後陽成天皇の慶長六年関ヶ原戦後、別に十万石を拝して美濃国加納城に老を養い、長子家昌上野国宮崎三万石の封を襲ぎ、更に七万石の加増を得て下野国宇都宮十万石を領す。(第百八代)後水尾天皇の元和五年忠昌十一万石をもって下総国古河へ遷り、元和八年宇都宮へ再転し(第112代)霊元天皇の寛文八年昌能時代、家臣杉浦右衛門兵衛国法を犯して殉死し、並びに奥平内蔵允正輝、同奥平隼人守雄の刃傷事件を処するに機宜を得ざるにより二万石を減ぜられて羽前国山形へ左遷せらる(江戸時代三大敵討の一つに挙げられている浄瑠璃坂讐討は、この隼人、内蔵允の刃傷事件に端を発し、内蔵允の子源八を擁した数十名の奥平家立退者たちが寛文十二年二月二日夜、牛込浄瑠璃坂上の隼人のかくれ家へ討入りたる事件なり)。貞享二年昌章(マサアキラ)宇都宮へ三転し、(第1015代)東山天皇の元禄十年昌成丹後宮津へ転封し、(第104代)中御門天皇享保二年昌成、八代将軍徳川吉宗の高意により一万石を加賜せられ、九州豊前国中津十万石に封ぜらる。以後昌敦、昌鹿(マサカ)、昌男、昌高、昌暢(マサノブ)、昌猷(マサミチ)、昌服(マサモト)、昌邁(マサユイキ)の諸代百五十五ヶ年、明治二年藩籍奉還し、明治四年廃藩置県の制を施行せらるるに及んで終る。昌邁明治十七年七月家格により伯爵を授けらる、同十一月病歿、享年三十、二子あり、長子を八九郎と称し明治十年六月十六日誕生す、後名を昌恭(マサヤス)と改め爵を襲う。二男昌国明治十三年一月誕生、伯爵奥平昌恭は昭和十二年四月三十日当時は東京市芝区高輸南町五三の邸宅(昭和十二年四月三十日付書翰)に住したろも、昭和二十三年四月二十六日病歿、享年七十二、当主は奥平昌信と称し明治三十六年六月二十一日生、昌恭の子なり、東京都港区芝高輪南町五三の地に住す(昭和三十年六月三十日付書翰) ********  注)これまでの記事は〈タグ「作手村誌」〉で  注2)本誌の本文内で、小文字や2行表記等されているものを、( )で示している。 【おまけ】  みなさん、所得税等の確定申告をされますか。準備はお済ですか。  確定申告の相談及び申告書の受付は、今日(2月16日)から3月15日(水)までです。申告の必要な方は、お忘れないように。 申告0216。  今月初めにe-Taxで確定申告(還付申告)をし、指示のあった書類を翌週月曜日に提出しました。  すでに処理が済んで、還付手続きがされました。年々、使いやすく、そして対応や処理が早くなっているように思います。ありがたいことです。  e-Taxが開始された頃は、マイナンバーカードを読み取るカードリーダーが必要でしたが、最近はスマートフォンでも行えます。  これから申告される方、e-Taxの利用をお薦めします。   ◇国税庁「令和4年分 確定申告特集」