集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

『全員がサラダバーに行ってる時に全部のカバン見てる役割』(岡本雄矢・著)

作業1030。 曇りの日でした。  午前中,地区の神社の大祭(11/6)の準備で、注連縄づくりと境内の掃除を行いました。  新型コロナウイルス感染が続くなか、今年も大祭は縮小して行われます。社殿、境内が美しく、そして整いました。  ありがとうございました。  白鳥神社に関わって古来から伝わる「白鳥伝説」について、これまでに紹介しました。  その一つ、白鳥伝説」(2019/10/27)。  書店で見ていると、長い書名の本がいろいろあります。題名の長さが気になって手にした『全員がサラダバーに行ってる時に全部のカバン見てる役割』(幻冬舎・刊)です。  この題名は「短歌」でした。  作者は“歌人芸人”のスキンヘッドカメラのメンバーで、ちょっとした不幸に見舞われる日々を“三十一文字(みそひともじ)”で描いています。
 誰にでもあるこんなトホホ、あんなトホホ。  でも、ここにあるのは、とびきりのトホホ。 ――あなたに明日笑ってもらうために、世界の片隅で、僕の不幸をつぶやいてみました。  “歌人芸人"による、フリースタイルな短歌とエッセイ。
 表紙を開くと、「まえがき──僕の不幸を短歌にしてみました」があり、続いて短歌が4首、次の短歌からエッセーが添えられています。
 『左手に見えますホストに座られているのが僕のスクーターです
 誰に語ってる…、ホストが何で…、僕はどうした…
 これは、“不幸の手紙(不幸をお届けしちゃうやつ)”ならぬ、“あなたの不幸をちょっとずつ吸い取ってさしあげる本”です。 (略) 生きるのって難しいなと、いつも思っています。言いたいことが言えなかったなと、昨日も思ったし、今日も思ったし、明日も思うでしょう。 (略) あなたに明日笑ってもらうために、僕の不幸を短歌にしてみました。
 短歌の読んで思ったこと(感じたこと)が、エッセイを読んで、「そんなことある?」「わはは…」…ちょっと変わります。  他人の不遇、不幸を楽しんではいけないでしょうが、“芸人の自虐的ユーモア”を楽しみ、笑えます。その笑いで、今の不幸や残念が軽くなります。  気になる短歌から読んで楽しみましょう。 【関連】   ◇スキンヘッドカメラ岡本 (@yuyaokamoto1984)Twitter