集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

弁天様と十六童子 (作手見聞録)

花1021。 天気の良い日が続いています。朝夕と日中の気温差は、体にこたえます。  ニュースで、新型コロナウイルス感染症オミクロン株が、BA.5からBQ.1BQ.1.1BF.7など亜流に変わってきていると伝えていました。  「新型コロナ禍の日常」に慣れてきましたが、感染症の“予防対策”を怠ることなく、元気に過ごしたいと思います。  みなさん、しっかりできていますか。  旧作手村が、地域情報をまとめたA5サイズの冊子『作手見聞録』を作成し、配付していました。数回の更新があり、表紙の異なるものがありました。  発行年が明確ではありませんが、手元にある冊子から順に紹介します。 ********     作手見聞録     作手の石仏と歌碑   弁天様と十六童子  菅沼の弁天様は、江戸時代中期まで原田農武夫宅前の深い渕に祭られていましたが、度々の洪水と山崩れのため、明和年間(1764〜72)に原田家の先祖で神官を勤めた三十郎源内道廣の手によって現在の地に移転されました。弁天様1021。弁天様としては珍しく山の中腹に祭られており、数十段の急な石段の参道を登った小社に祭られております。この小杜の両側にも同時に原田家が奉納した十六童子が祭られており、その可憐なまでの美しさは、村内最高の石仏と言えるでしょう。十六童子の個別名は、第一卯鶏童子、第二官帯童子、第三筆硯童子、第四金財童子、第五稲籾童子、第六計升童子、第七飯童子、第八衣裳童子、第九蚕養童子、第十酒泉童子、第十一愛敬童子、第十二生命童子、第十三従者童子、第十四牛馬童子、第十五船車童子、第十六善財童子です。この外に大黒天、毘沙門天が祭られております。十六童子は弁財天の眷属ですから同地に祭られているわけです。 ********  注)これまでの記事は〈タグ「見聞録」〉で