『子育てがぐっとラクになる「言葉がけ」のコツ』(島村華子・監修/てらいまき・漫画)
用事があって出かけました。新型コロナウイルス感染症の感染拡大で「BA.5対策強化宣言?」が発出されたことで、人出は…。
“感染症の基本的な感染防止対策”をしっかりして出かけ、過ごしました。
以前、本書を監修している島村氏の本を読み、“子育ての言葉がけを教職員に知ってほしい”と思いました。
子育て中の新米父と新米母が、華子先生(島村氏)の教えを受けて“子育て”のようすを描いた『モンテッソーリ教育の研究者に学ぶ 子育てがぐっとラクになる「言葉がけ」のコツ』(KADOKAWA・刊)です。
本書を開きカバーのそでを見ると
ちょっとした言葉がけの工夫や/発想の転換で/子育てはラクになる。/かけがえのない「今」を/子どもと一緒に楽しもう。と、本書を手にした父・母に語りかけています。 目次に続いて、最初に「登場人物紹介」の1ページのマンガがあり、子育て中の新米父のユウと新米母のマコが、テーブルで華子先生と笑顔で語り合っており、テーブル前の床で2歳児のユララと3歳半のアララが人形を手に声をあげて遊んでいます。 2歳と3歳半の子に、どのように“言葉がけ”をしていくのか…。 出版社の図書紹介は、
「言葉がけ」を変えるだけで、こんなにも子どもの反応は変わる! 「子どもの教育は家庭から」と言われるが、自分の言葉がけで合っているの…? そんな親の不安に、ベストセラー『自分でできる子に育つ ほめ方 叱り方』の著者が「モンテッソーリ教育」「レッジョ・エミリア教育」の考え方からアドバイス。 「言葉がけ」を変えるだけで、こんなにも子どもの反応は変わる! これからの時代に必要不可欠なジェンダー教育も視野に入れた今後のスタンダードとなりうる子育てコミックエッセイ。と述べています。 はじめにで、「親」と「子」、そして「子育て」が説明されますが、“ラクになりたい”と願って本書を手にした方には、分かりにくさがあるかもしれません。 そういう方は、第1章から先に読むことをお勧めします。マンガで子育ての場面が描かれ、「こういう時、あるある…」と分かりやすく、試してみたくなるでしょう。 第1章からは、子育ての困り感(場面)、華子先生の助言と説明、そして実際に試したようす(場面)が3ページのマンガで描かれます。ここを読んで、「これならできそう。やってみよう。」と、意識が変わっていけそうですが、続く1ページにある華子先生の解説(文)で理解と納得ができます。 子育て中のみなさんが、お子さんと一緒に楽しめようになる言葉がけです。合わせて、本書も教職員の皆さんに読んでいただきたい内容(言葉がけと意識)です。 みなさんにお薦めの一冊です。 マンガを省いた読書メモより。
○ 華子先生に教えてもらった「言葉がけ」で子どもの反応が変わるのも毎回感動がありました ○ 絵本を読むとね2ついいことがあるんです/1つ目は語彙力が高まること/2つ目は起承転結を考えられるようになること ○ でもまずは共感しておこう/そしてえーっと叱る前に考える3つ…/why(なぜだろう)/what(伝えたいメッセージは何か)/how(どう伝えよう・3文節) 9m ○ 裁判官じゃなくて探偵になる!これはすごい大事なのでは ○ 無理にほめたり大袈裟にほめたりする代わりに、パラレルトークがオススメです。 ○ 子どもへの期待値の見直し
contents はじめに 第1章 いい親じゃなくても、いい。〜自分を認める〜 第2章 「ほめて伸ばす」がうまくできない。 〜いいほめ方と悪いほめ方〜 第3章 それって子どものワガママ? 〜子どもの理屈によりそう〜 第4章 子どもの「できる・できない」を親が知る 第5章 子どもの可能性を広げる、言葉がけのコツ 華子先生が教える 索引 おわりに【関連】 ◇てらいまき| イラストレーター (@maaki888maaki)(Twitter) ◇『非認知能力を伸ばすおうちモンテッソーリ77のメニュー』(しののめモンテッソーリ子どもの家、中山芳一・監修)(2022/06/19 集団「Emication」) ◇『自分でできる子に育つ ほめ方 叱り方』(島村華子・著)(2021/01/14 集団「Emication」) ◇『世界7大教育法に学ぶ才能あふれる子の育て方』(おおたとしまさ・著)(2019/10/29 集団「Emication」) ◇愛知県新型コロナウイルス感染症対策サイト