地区常会。 『就活最強の教科書』(安藤至大・高橋亮子・著)
天気のよい暑い日になりました。
午後から地区の常会でした。
新型コロナ禍になって“書面開催”に代えることが続きましたが、今日は区民が会して検討と情報交換をしました。
役員や係りからの連絡、行事予定などの確認ができました。書面では伝えにくい内容も、質問を受けながらていねいに説明があり、区民で共通理解ができました。
ありがとうございました。
大学生の“キャリア形成”や“コンサルティング”について知りたい、学びたいと、書架を見ていて昨年9月に発行された『経済学部教授とキャリアコンサルが教える就活最強の教科書』(日本経済新聞出版・刊)を見つけ、手に取りました。
日本大学経済学部の安藤先生とキャリアコンサルタントの高橋さんの対話から始まります。
大学の先生とキャリアコンサルタントが、何を語るのだろう…。
新型コロナ禍の“就活”に、どのような教科書が…。
“就活に興味のある”大学2年生、“就活中”の大学3年生、“内々定2社で迷い中”の大学4年生、この3名が就職活動(就活)の相談に安藤先生を訪ねます。先生からキャリアコンサルタントの高橋さんを紹介され、面談が始まります。
(神田) こんにちは、高橋さんですね。13時に約束していた神田大輔といいます。N大学経済学部安藤ゼミの2年生です。 (高橋) こんにちは、神田さん。安藤先生から話は聞いています。 ・・・面談のようすが、その会話で記されており、相談者(学生)として読み進むと、“自身の就活の不安・悩み”へ問いかけられ、一緒に考えていけそうです。 話のなかのワークは、具体的に考える機会となります。 面談が終わると「就活研究室」があり、大学の安藤先生とキャリアコンサルタントの高橋さんが、相談者との面談について振り返ります。ここも会話形式で書かれています。 ここでは、安藤先生から高橋さんに「質問」が問いかけられます。
問11: 就職活動において友人と協力することの意義について、どのように考えればよいでしょうか?全24問の質問で、面談の会話や場面、ワークのねらいや背景について深めています。 “最強”かどうかは迷いますが、大学1年生から使える基礎知識の身につく“就活の教科書”です。 キャリアコンサルタントとしては、高橋さんの姿勢(対応)に「えっ」もありますが、それは書籍の紙面という制約によるものでしょう。 大学生そして企業の人事担当者にもお薦めの“就活の教科書”です。 読書メモより。
○ 決められたルールのもとで戦略的に行動すを選択する状況のこと ○ 統計的差別(statistical discrimination)とは、その人の属性を見たときに、平均的な姿に違いがあるから差別するというもの ○ まず神田さんに必要なのは、自分を知ること ○ 言語化するおとが求められます。/情景が浮かぶような具体的なセットで考えておく ○ 「アドバース・セッション(逆淘汰)/この資格の有無が、能力を判断する良いシグナル(=判断材料)として機能する ○ こういった法制度については、自分自身を守るためにも、ある程度は知っておく必要があります。 ○ ゲーム理論では「ナッシュ均衡」と言います。 ○ 現実的に可能な範囲で、しかし、チャレンジ精神のある意欲的なプランを考えるといい ○ キャリアは自分自身のものである/キャリアは、たとえキャリアチェンジをしたとしても消えない ○ ある日突然、これまで人間がやっていた仕事がなくなることです。しかし、その直前までは必要な仕事なので誰かがやらなければならない。 ○ これからは複数のスキルや職業を持つことが重要になります。 ○(高橋) 実態を把握しているつもりでしたが、経済学の視点から整理するとこのように見えるといった点が新鮮でした。
目次 はじめに 人物紹介 第1話 就職活動、不安です。 第2話 エントリーシートを完成させるには? 第3話 就職活動これからどうする? 第4話 就職活動、始まりました。 第5話 働く会社が選べません。 最終話 僕、決めました。就職活動、始めます。 おわりに 巻末付録【関連】 ◇安藤至大 (あんどうむねとも)@munetomoando)(Twitter) ◇TUNE - Tune the way we work