集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

調査から…。 1-1 教員の心構え(1) (新しく先生となるみなさんへ)

花0618。 梅雨の時季、晴れが続くことなく、また雨が…。  明日は…。  先日のニュースで、「男女共同参画白書」(内閣府)の発表を取り上げていました。続いて、韓国教育省が、新型コロナ禍で「基礎学力に達しない中高生が増加している」と発表したニュースでした。
○ これまでにデートした人数が「ゼロ」だと答えた独身の20代女性は約25%で、20代男性は約40%でした。・・・ ○ 特に高校2年生は、調査した全ての科目で、基礎学力に達しない学生が2年連続で増えていて、数学では7人に1人、英語では10人に1人となっている。・・・
 何がデート? デートを調べるのは?…  基礎学力の基準は? 10人に1人は問題?……  それぞれ“その通り”なのでしょうが、ニュースの扱い方に“偏り”がないのか気になりました。  平成の頃、新任教員に「学校のこと」「教職のこと」を紹介する冊子『新しく先生となるみなさんへ』が配付されていました。  当時とは教育を取り巻く状況が変わっていますが、若い先生や教職を目指す若者に参考となる部分もあると思います。  その冊子(平成19年度)から順に紹介していきます。 ********     教員の心構え     1 新任だから…の甘えは許されない  4月初め,教員となる日。始業式で赴任のあいさつを済ませ,教室に向かう。子供たちは「わたしたちの先生はどんな先生かな」と胸をわくわくさせながら待っている。そこでの出会いが,教員としてのスタートとなる。「わたしたちの先生」になるのである。 元気0618。 子供たちは,新任教員だからといって手加減はしない。精一杯自分をぶつけてくる。そのぶつかり合いの中で,教員の力量を敏感に見抜き,心を開いたり閉じたりする。子供たちは,教員そのものを映し出す鏡のような存在である。  どんな仕事でも,初めは期待と不安が入り混じり,難しさを感じるものである。中でも,教員としての出発は殊のほか難しい。長い経験をもつ教員と同じ質の仕事が求められる。「慣れるまでは」「先輩の仕事を手伝いながら」という段階は,ほとんどない。この厳しさに耐え,子供たちの期待に応えることに,「初心」を求めていきたい。 ********  注)これまでの記事は〈タグ「新しい先生」〉で  注2)掲載しているイラストは、学年通信(1993・1994年度)用に教員が描いたもので、冊子との関連はありません。