検証「震度4」は…。(もしも校長だったら)
春の暖かさを愉しむ日が続いています。
昨日の記事に書きましたが,午前9時30分,愛知県東部を震源とする地震がありました。 名古屋大学・山岡耕春教授によると「プレートが沈み込むことで岩盤が壊れて地震が起きた。新城のあたりに着目すると過去100年で一番大きな地震」とのことで,新城市民にとって“びっくり仰天の地震”でした。
新学期が始まったばかりの子供達は,さぞかし驚いたでしょう。保護者の方々も,子供のようすを心配したと思います。
その時,保護者のみなさんは,子供達の“安全”を,どのように知ったのでしょう。
中学校の入学式に参列していた保護者が,発生直後に9時35分にSNSで式場のようすを載せていました。
市内の小中学校からは,12時58分に「しっかり避難ができました」とホームページに載せた記事が最初だったようです。
行政からは,新城市が「防災対策課からのお知らせ」を11時08分にツイートしていました。
これで“安心”でしょうか。
2022/04/07 09:37 ウェザーニュース 4月7日(木)9時30分頃、愛知県で最大震度4を観測する地震がありました。 震源地:愛知県東部 マグニチュード:4.6 震源の深さ:約10km この地震による津波の心配はありません。 震度4:【愛知県】 新城市乗本 新城市長篠 新城市作手高里松風呂 新城市作手高里縄手上 新城市東入船
今日から小学一年生や初登園の子達はきっと緊急地震速報と揺れにびっくりしただろうなぁ。 ただでさえ緊張してるだろう初日でいきなり揺れたら。 うちは○○と伝えておいたけど,大丈夫だったかな?(Twitter 10:30)こうした心配をされた保護者がほとんどだったと思います。 大人は,
愛知県民は生まれて物心ついた時から、東海地震に備えろと教育されています。 なので地震が起こるたびに東海地震を想像しちゃってビビってます。 今日朝地震で揺れたとき「ついに南海さん来たか…」って一瞬で覚悟決めたよね。(Twitter 10:35)かもしれませんが,子供そして保護者は,達観した気持ちではいられません。 学校から保護者への情報は連絡メールなどで伝えられたのかもしれませんが,ホームページやSNSを気にしていた方もいたと思います。 学校の「安全」は信頼していますが,それで“安心”ができるのはありません。 安心になるのは,適時・適切な情報があるときだと考えています。 「発災した時,子供達はどうしたのか…」 「子供や学校に被害はあるのか…」 「今,どうしているのか…」 「この後は…」…… こうした情報が適時・適切に得られる保護者や地域は,幸せだと思います。連携や支援がうまくできているでしょう。 お子さんの学校,みなさんの地域は,いかがですか。 【参考】 《検索》 もしも校長だったら(集団「Emication」) 2022年04月07日 09:59発信のブログ記事 ◇新城市で9時30分頃地震(新城・勝手に応援隊)