6(1-3) 国のはじまり (わたしたちの村つくで 改訂版)
2021年度の最終日です。新型コロナ禍のなか「新しい暮らし」が“普通”になっています。
新しい暮らしを楽しむ新年度に…。
改正された民法の施行が話題になっていますが,その他にも明日4月1日から施行される法や制度があります。
民法,育児・介護休業法,労働施策総合推進法,女性活躍推進法,個人情報保護法,特許法…
あなたの暮らしは…。
郷土読本『わたしたちの村 つくで』(2004新改訂版発行)の「6 作手村のうつりかわり」からです。
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1 作手村のあけぼの
国のはじまり
弥生時代にできた小さなむらはしだいに統一されていき大和(奈良県)を中心とする「大和朝廷」ができました。
大和朝廷が日本を統一していったころ,日本武尊という人が各地に出かけ,多くの地方をしたがえたという話が,古い本(古事記・日本書紀)に書かれています。その日本武尊をまつる神社(白鳥神社)が作手には,大和田・荒原・南中河内・清岳・明和・田原・黒瀬・守義・木和田・鴨ヶ谷・相寺など11もあります。このことから,作手は大和朝廷と関係があったといわれています。 大和朝廷を支配した大王(のちの天皇)は古墳とよばれる墓をつくりました。作手にも「古墳ではないか」といわれているものがありますが,まだはっきりしていません。しかし,その時代に使われていた土器は村のあちこちで見つかっているので,このころも作手に人が往んでいたことはたしかです。
白鳥神社伝説 大昔,作手の沼や湿地には多くの白鳥が飛来してはふんをしました。ふんの中には稲作に必要な養分がふくまれており,他地域より収かくが多かったそうです。古代の人々は白鳥に感しゃして,豊作を願ったのが白鳥神社のはじまりだと考えられています。******** 注)これまでの記事は〈タグ「新わたしたちの村」〉で 注2)郷土副読本は,小学3,4年生に向けて「ふりがな・るび」がたくさん付いていますが,掲載にあたっては省いています。 注3)多くの写真や図版が載っていますが,すべてを紹介(掲載)していません。ご了承ください。 【関連】 日本で「20歳が成人」と定められた1876(明治9)年の太政官布告以来,140年以上ぶりに“大人定義”が変わります。 明日4月1日から「18歳が成人」です。