今,子供達に… (もしも校長だったら)
まだ寒波の訪れはなく,天気がよく穏やかで暖かい一日でした。
昨日,県内の小中学校は2学期の終業式・最終日を終え,冬休みが始まっています。
2学期は,新型コロナウイルス感染症に落ち着きがみられ,子供達の学習,活動への制限が緩められ,より元気に過ごすことができ,“新しい学校生活”が日常となってきたことでしょう。
そうした中で,冬休み(長期休業)を迎える子供達に,担任・学年・学校は“何を伝え”たでしょうか。保護者の皆さん,お子さんは“何を持ち帰り”ましたか。
4か月間に身についたこと…
友達と成し遂げたこと…
仲間との約束…
次に向けた願い…
そのことを,帰宅したお子さんは,どのように語りましたか。
そして,担任・学年・学校は,どのように伝えてくれましたか。
冬休みは,クリスマスから年末,そして新年と“いつもと違う特別なこと”の多い期間です。
社会のようすや生活習慣が変わってきていますが,そこに,日本の「伝統」や「風習」が色濃く表れています。
子供達には,“そのこと”に目を向け,考え,そこから“これからのこと”を考える機会をもってほしいと思います。
お子さんは,その機会が持てているでしょうか。
GIGAスクール構想により一人1台端末が整備されました。冬休みは,それを家庭で活用しています。
クラウドに「冬の写真館」を用意し,そこに2種の写真を掲示(提出)することを課題にします。
その写真は「年末の風景」と「年のはじめ」の2種とします。そのテーマだけでよいでしょうが,「もの」とか「人」など条件を入れたり,さらに「笑顔で」「複数で」など加えるのもよいかもしれません。
どこで撮るのか,どのように撮るのか,何に注目したのか,そこに見たものは…
話題が広がります。
クリスマスに関わる古い話題があります。
それは“ニューヨークの日刊紙「The Sun」の1897年9月21日付け社説”です。ご存じですか。
◇Is There A Santa Claus?(原文;Ronshi)
◇「サンタクロースはいるんだ」 Yes, Virginia, There is a Santa Claus(日本語;Ronshi)
子供に語りかける社説は,分かりやすい表現で書かれています。中学生はもちろん,英語学習をしている小学校にも,「どう思う?」と原文を与えたら,考えることがたくさんあるのではないでしょうか。
【関連】◇子どもの夢をつなぐ、完璧なサンタ見解とは(2017/12/24 ウェザーニュース)
そして,クリスマス・聖夜にサンタクロースは,どのように世界を回っているのでしょう。
◇Official NORAD Santa Tracker
◇NORAD Tracks Santa(YouTube)
サンタクロースを追って,その訪問国や行程をみると…。
「プレゼントに○○をもらった」と素直に喜ぶ子供が,それとは違う“考えること”を与えるのは,教育の役割だと思います。
もう一つ,1988年の大晦日,FM放送で朗読された小説を,子供達は知っているでしょうか。
◇小説『一杯のかけそば』(2017/12/26 集団「Emication」)
◇『一杯のかけそば』(解説付き)(Ronshi)
この“出来過ぎた実話”から,子供達は何を感じ,考えるでしょう。
そして,創作の意欲を育む“先生の言葉”は…。
子供達が,「クリスマス」を検索して出会うかもしれない曲,動画の話題です。
そうした曲の一つ「HAPPY XMAS (WAR IS OVER)」(John & Yoko)です。この曲が発表されて50年になります。
下の動画には年齢制限(視聴制限)が付けられており,子供達は見るのを止めるでしょう。
ですが,ぜひ親子でご覧になり,話をしてみたい曲,動画です。“戦争(WAR IS OVER)”を深く考える機会が得られます。
◇HAPPY XMAS (WAR IS OVER). (Ultimate Mix, 2020) John & Yoko Plastic Ono Band + Harlem Community Choir(YouTube)
こちらの動画「Happy Christmas(War is over) 2021」は,クリスマスの雰囲気いっぱいです。
映像を楽しみ,歌詞を味わってください。
【参考】
《検索》 もしも校長だったら(集団「Emication」)