集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

『にげてさがして』(ヨシタケシンスケ・著)

紅葉1121。 曇った天候で気温は上がりませんでしたが,それほど寒くはなかった一日でした。  明日は雨,そしてその後は冬の寒さとなるようです。冬の備えをしておこう。  今月になって,移動に利用する道路で“片側交互通行”の規制に出会うことが増えました。1時間ほど走る間に,国道の数か所で道路工事が行われています。  予算編成を前に,執行が重なっているのでしょうか…。  みなさんの利用する道路は,いかがですか。  余裕をもって出発し,安全運転で出かけたいと思います。  読書週間につくで交流館の図書室で,ヨシタケシンスケ氏の装画や本を3冊借りました。  その中の一冊『にげてさがして』(赤ちゃんとママ社・刊)です。  小さな絵本です。
 私たちが生きる世界にはいろいろな人がいて、それぞれが違う感情や言葉をもっています。それらは自分だけのものなのに、大きな流れや「みんな」に飲み込まれて、自分を大切にできなくなってしまう。 「逃げちゃダメ」と言われることが多い世の中ですが、どうするかは自分で決めていいし、自分で決めること。 「逃げずに戦うことの大事さを説くお話」がある一方で、「逃げることで新しい可能性に出会うお話」があってもよいのではないか。著者のそんな思いが込められた絵本です。  にげて さがして、うごいて うごいて――  ラストは、あなただけの物語に続きます。
 何から逃げるのか。何を探すのか。  表紙を開くと,最初に「よのなかに/いろんなひとがいる。」の言葉と,いろいろな人の後ろ姿です。  そこに見る“ひと”は…。  主人公は,多分“男の子”,そして,相手をする袋を被った相手は,多分“大人”かな…。  最後に出会うのは…。見つけるのは…。  子供だけでなく,思春期の若者から大人まで,みなさんにお薦めできる絵本です。  お手元にいかがですか。 【関連;これまで紹介した本・絵本】   ◇『ものは言いよう』(ヨシタケシンスケ・著)(2020/10/15 集団「Emication」)   ◇『いいね!』(さく・筒井ともみ/え・ヨシタケシンスケ)(2020/08/31 集団「Emication」)   ◇『つまんない つまんない』(ヨシタケシンスケ・著)(2020/08/28 集団「Emication」)   ◇『あるかしら書店』(ヨシタケシンスケ・著)(2020/07/28 集団「Emication」)   ◇『ころべばいいのに』(ヨシタケシンスケ・作)(2020/07/19 集団「Emication」)   ◇『思わず考えちゃう』(ヨシタケシンスケ・著)(2020/02/04 集団「Emication」)   ◇『りんごかもしれない』(ヨシタケシンスケ・作)(2018/06/28 集団「Emication」)