集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

『私が見た未来 完全版』(たつき諒・著)

花1109。 午後になって小雨になりましたが。しっかり降った雨の一日でした。  この雨が上がると“寒気”がやってくるのでしょうか。  まだ,寒さは先でいいのだけど…。  マスコミで“話題”になっていた『私が見た未来 完全版』(飛鳥新社・刊)です。  1999年に刊行されたこの漫画の表紙に「大災害は2011年3月」の文字があり,それが“東日本大震災を予言していた”と話題になったそうです。  その漫画の復刻版です。  TBSテレビで『日本沈没ー希望のひとー』の放送が始まったこともあり,“次の大災害”に不安が増している方も多そうです。  そうした方々は,帯の
22年の沈黙を破り,作者が新たな警告(メッセージ) 「本当の大災難は2025年7月にやってくる」
の文字を見て,さらに不安になっているかもしれません。  しかし,東南海地震は“いつ起きてもおかしくない”と,何十年も前から言われてきたことであり,“その時”への備えはできていると思います。  そうした「今日かも,明日かも…」の意識をもって本書を手にすると,不安とは違う気持ち,意識が生まれ,行動につながるように思います。  最初に,飛鳥新社編集部からの“「完全版」刊行にあたって”があり,そのなかで
 『私が見た未来』は,作者が自身の夢を記録していた『夢日記』を元に描かれた漫画で,すべての予知夢が紹介されているわけではありませんでした。  では,『夢日記』にはいったい何が書かれているのか。  その内容を,本書で初公開します。
と,著者が『夢日記』に記録してきたことが紹介されており,その『夢日記』の解説が本書で紹介されています。  著者の夢が伝えるもの,本書に描かれた漫画…  そこから何を感じ,何を受け取り,どんな行動を始めるのか…  あなたは…。  「2025年7月に起こること」に向けて“準備すること”は,多分これまでと変わらないでしょう。  備えは十分で,その日を迎える。  もし起こらなければ幸い。そして次に備える。  そうした気持ちを新たにする一冊でした。
   CONTENTS 「完全版」刊行にあたって 第1部 予知夢編  夢のメッセージ  私が見た未来  「夢日記」の解説 第2部 ミステリー漫画編  縁の先  ちいさなカラの中  浮遊霊  地下街  冥界の壁  もうひとりの自分  闇の中へ ...  そんな馬鹿な  雨月物語 作者あとがき
【関連】   ◇日曜劇場『日本沈没ー希望のひとー』(TBSテレビ)   ◇『日本沈没(上)』(角川文庫)   ◇『日本沈没(上)』光文社文庫