集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

『川があふれた! まちが沈んだ日』(古山拓・絵/チームキジ馬くん・編)

川1101。 天気のよい一日でした。日中,上着を一枚脱いで過ごしたくなった天候でした。  昨日の衆議院議員総選挙により,新しい議席,政党の勢力(?)分布が決まりました。  そして,当地では新城市長選挙新城市議会議員選挙の開票が行われ,新しい市長,議員が決定しました。   ◇開票結了(新城市長選挙・新城市議会議員一般選挙)新城市)  それぞれの立場,役割での活躍を期待しております。よろしくお願いします。  「いい話の図書館」で33冊目の図書『川があふれた! まちが沈んだ日』(パピルスあい・出版)です。  本に恋する小林店長は,「本に恋する店主の呟き新聞」に
 2020年7月,熊本県人吉市球磨川が氾濫するという大災害が起こった。大変な被害だったが,人々が復興するために立ち上がった。自然は大きな癒しだが,想定外のことも起こる。備えながら,畏敬の念と恐怖を忘れないために地元の人たちで作った絵本です。今できることをすることが,復興の第一歩だと教えられました。
とメッセージを載せています。  この絵本は,「豪雨被害に遭った熊本人吉を応援する絵本」で,クラウドファンディングにより出版されたものです。
 被災地の起きた“感動物語”を伝えたい。  災害の困難から立ち上がろうとする人々にエールを送る。
 球磨川に面した高台にある郷土料理レストラン「くまがわ亭」に飾られていた“キジ馬くん”が,川の氾濫で流されてから戻ってくるまでの奇跡が描かれています。  氾濫した球磨川を愛し,共に生きていく決断をしていく人々の物語を一冊の絵本にして,「今回の災害を子供達に引き継ぎたい」との思いがあふれています。そして,「災害を知らない方々へ伝えたい」との思いが表れています。  こうした思いは,東日本大震災の後,被災のようすを語った母の語りを描いた絵本『ふろしきづつみ』(小松フスミ・語り手/小松則也・絵と文 他/ツーワンライフ出版・刊)で感じた,当事者(被災者)だからの語り(言葉),願いと重なりました。
地図1101。
 防災の備えをしっかりしても,自然災害が起こることを防ぐことができるわけではありません。  防災対策や防災備品を整えることとともに,本書を読んで,心や気持ちの備え,整えをしてはいかがでしょう。 【関連】   ◇古山拓#画家#イラストレーター (@Taku_Furuyama)Twitter)   ◇特集 熊本豪雨1年熊本日日新聞社)   ◇コーナー「熊本豪雨(2020年)」西日本新聞me) ?【「いい話の図書館」】  ◇最近紹介した本   ◇『興福寺の365日』(辻明俊・著)(2021/10/01)   ◇『花は咲けども噺せども』(立川談慶・著)(2021/08/21)   ◇『ベランダに手をふって』(葉山エミ・作/植田たてり・絵)(2021/08/04)   ◇『風は山から吹いている』(額賀澪・著)(2021/07/15)   ◇『人生に、エールを。』(志賀内泰弘・編・著)(2021/06/14)  *以前に紹介した本は   ☆カテゴリー「いい話の図書館」から 「いい話の図書館」とは… 本との出逢いは,人生を変えます。辛い時,悲しい時,苦しい時,一冊の本が「生きる希望」を授けてくれます。  そこで,ステキな本との出会いを提供する「いい話の図書館」を全国津々浦々に作ったら,どんなに素晴らしいだろうと考えて館主を募集しております。「いい話の図書館」の館主のお仕事は,本棚にステキな本を並べて多くの人に自由に読んでいただくこと。そのステキな本は,テレビをはじめ,マスコミでも話題の小林書店のカリスマ店主,小林由美子さんが心を込めて推薦する本です。   ◇いい話の図書館【申込】   ◇小林書店さん (@cobasho.ai)Instagram写真と動画)   ◇志賀内 泰弘Facebook) 【おまけ;ドキュメンタリー映画「まちの本屋」】   ◇ドキュメンタリー映画 まちの本屋 公式サイト