集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

マンガ「老荘・孔子・孫子・韓非子」の思想(作画・蔡志忠)

老荘0910。 久しぶりに,朝から天気が良く青空の一日でした。  これまで,敬老の日多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し,長寿を祝う日)に合わせて“お祝いの会”が開かれていましたが,その主催団体が活動を終えました。  今年は,地区で“長寿をお祝い”することにし,先日打合わせをし,準備をしました。新型コロナ禍で“集い”を行うことは避け,感謝をお伝えすることにしました。  みなさん,これからもお元気でお過ごしください。  先日の記事に載せた『マンガ 孫子・韓非子の思想』(1990年刊)に続いて,『マンガ 老荘の思想』(1987年刊)と『マンガ 孔子の思想』(1989年刊)を読み直しました。  「“新型コロナ禍の日本”を思いながら,孫子韓非子の教えを将(リーダー)の姿に重ねました。」と前回の記事に書きましたが,老子荘子孔子の教えも“将(リーダー)”に重ね,そして“わが姿”を振り返りました。
荘子から見れば,世人の生活は「生命のない秩序」でした。荘子が求めたのは「生命のある無秩序」だったのです。 ○ 老子の思想は,つかの間のものではなく,広大で,順境のときも逆境のときも適応し,障害にあっても倒れず,まわり道をしても進んで行く,といったものでした。 ○ 素朴さが装飾性を上回れば田舎びてしまうし,装飾性が素朴さを上回れば役人めいてくる。素朴さと装飾性がほどよく釣り合ってはじめて君子なのじゃ。 ○ 呉王は,薬を献上した男に土地を与えて優遇しました。でも宋国の一族は昔のまま布をさらしています。  同じ薬でも使い道がちがうとこんなに差がつくものなんだよ! ○ 大工は丸や四角は教えられても,習得したコツは教えられない。 ○ 「有用」は「無用」を基礎としているんだよ。「無用」がなければ「有用」も存在しないのさ。 ○ 器のはたらきは,すべて「無」にかかっておる。大道とは,無形無象のものじゃが,天地万物はすべて道から生まれておる。 ○ 吉「めでたいときには左を上とする。」 喪「喪に服するときは右を上とする」  ところが──戦争のときは大将は右に座り,副将左に座る。これは戦争を…
 引用していると3冊分のすべてになりそうです。  マンガですが,ここに載る言葉に,「これから」を考え,行動を創っていくヒントが得られます。  老荘孔子孫子韓非子と語り合ってみませんか。 【『マンガ 老荘の思想』 目次】
老荘思想がキミのハートを撃つ(野末陳平荘子  荘子の読み方  序文  蝉と亀  ほか 老子  老子の読み方  道──上篇   「道──上篇」の読み方   道とは   美と醜  ほか  徳──下篇   「徳──下篇」の読み方   道の法則   一知半解  ほか  諸子,老子を語る   道の道とすべきは,常の道に非ず。  ほか
【『マンガ 孔子の思想』 目次】
監修者まえがき 孔子の一生  孔子の一生解説 孔子の弟子  孔子の弟子解説  序文  顔回(子淵)  ほか 論語  論語解説  学びて時にこれを習う  政を為すに徳を以てし  巧言は徳を乱る  ほか 後記 孔子論語のやぶにらみメモ
【『マンガ 孫子韓非子の思想』 目次】
監修者まえがき 孫子の思想  孫子解説  始計篇/作戦篇/謀攻篇/軍計篇/兵勢篇/虚実篇/軍争篇/九変篇/行軍篇/地形篇/九地篇/火攻篇/用間篇 韓非子の思想  韓非子解説  韓非子の一生  職分を堅守せよ  爪と牙  ほか
【関連】   ◇『マンガ 老荘の思想』講談社文庫)   ◇『マンガ 孔子の思想』講談社文庫)   ◇『マンガ 孫子・韓非子の思想』講談社文庫)