重陽の節句。4.(4-2) 村民の福祉をすすめるしごと (わたしたちの村)
早朝,ケータイが「猛烈な雨(80mm/h以上)」の通知する雨が降っていましたが,午前中に青空になり気温も上がって,久しぶりに“暑さ”を感じる日になりました。
今日9月9日は,五節句の一つ「重陽の節句」です。旧暦では菊が咲く時期であり“菊の節句”とも呼ばれます。
・1月7日「人日(じんじつ)の節句」 七草粥で新年を祝います。 ・3月3日「上巳(じょうし)の節句」 ひな祭りで祝います。 ・5月5日「端午(たんご)の節句」 子供の成長を祝います。 ・7月7日「七夕(しちせき)の節句」 織り姫,彦星の物語で有名です。 ・9月9日「重陽(ちょうよう)の節句」 菊花の香りの酒で月をめでます。長雨が止み,秋を感じられる天候となりそうです。地域を歩き,周囲の木々や草むらを眺め,自然のようすを愉しんでみませんか。 郷土読本『わたしたちの村 つくで』(1995・平成7年 改定発行)の「四、住みよい村づくり」からです。 ******** (四) 村民の福祉をすすめるしごと 3 お年よりを大切に わたしたちの村には,80才以上のお年よりが約220人います。お年よりの人が元気でいつまでも長生きすることはみんなの願いです。 80才以上のお年よりの中には,病気でねたきりになっている人もいます。村の家庭奉仕員がこのような「ねたきり老人」や一人ぐらしのお年よりをたずね,話相手になったり,病気のせわをしたりして,たいへん喜ばれています。作手村には現在3名(常勤2名,非常勤1名)の家庭奉仕員がいます。また,お年よりたちが集まって楽しむ「老人憩いの家」も建てられています。 4 体の不自由な人を大切に 現在,村内には150人ほどの体の不自由な人がいます。体の不自由な人が安心して生活できるように,国や県や村では病気を直すお金を無料にしたり,施設に通うために必要なお金を補助したり,車いすを貸したりしています。電車やバスを利用するどきにも料金の割引をしています。また,体の不自由な人だけのスポーツの大会なども開かれるようになりました。 障害の軽い人は,たとえ体は不自由でも,不自由でない人に負けないように会社などで働いています。 ******** 注)これまでの記事は〈タグ「わたしたちの村」〉で 注2)郷土副読本は,小学3,4年生に向けて「ふりがな・るび」がたくさん付いていますが,掲載にあたっては省いています。 注3)多くの写真や図版が載っていますが,すべてを紹介(掲載)していません。ご了承ください。