2.(6-1) 年貢のとりたて (わたしたちの村)
昨日のような激しい雨にはならないでしょうが,雲の目立つ朝でした。
日中,雨も降らず過ごしやすい日で,夕方には日差しを感じる空になりました。
天気予報では,まだ梅雨明けは先のようで雨の日が続きそうです。
雨が降っても被害の出るような豪雨とならないことを強く願います。お天道様,よろしくお願いします。
郷土読本『わたしたちの村 つくで』(1995・平成7年 改定発行)の「二、作手のうつりかわり」からです。
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(六) 年貢のとりたて
1 検地と検地帳
検地というのは,一つひとつの田や畑について,広さや,土地の良いわるいをしらべることです。
作手村に残っている検地帳で古いものは,和田と長者平の1590(天正18)年の検地帳です。それには,田畑一つひとつについて,その場所や,上・中・下どいうように,その土地がお米のよくとれる土地かどうかの評定や田畑の広さ,持ち主の名前などが書かれています。その後,関ヶ原の戦いに勝って天下をとった徳川家康は,日本中の地図や,村の数,米の収穫高などを調べさせました。作手村でも1603(慶長8)年と翌年に行われました。この慶長時代の検地帳は『御本帳』どいって,江戸時代の検地帳の元になった大切なものです。
その後も,新田が開拓されたり,災害によって荒地になることがあると検地が行われました。
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注)これまでの記事は〈タグ「わたしたちの村」〉で
注2)郷土副読本は,小学3,4年生に向けて「ふりがな・るび」がたくさん付いていますが,掲載にあたっては省いています。
注3)多くの写真や図版が載っていますが,すべてを紹介(掲載)していません。ご了承ください。