2.(5-2) 江戸時代の村のしくみ (わたしたちの村)
朝,気持ちの良い青空でした。
予報が「雨が…」と伝えますが,それを思い描けない綺麗な青空です。
昼頃,空に真っ黒な雲が見えましたが,雨は降ってきませんでした。しかし,夕方,急に雷鳴とともに強い雨が降ってきました。びっくり!!
警報級の降り方だと思いましたが,短時間で止みました。
梅雨が終わるかな…。
郷土読本『わたしたちの村 つくで』(1995・平成7年 改定発行)の「二、作手のうつりかわり」からです。
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(五) 江戸時代の村のしくみ
2 寺と宗門人別帳
江戸時代のお寺は,『寺子屋』を開いて,読み,書き,そろばんを教えたり,困りごとの相談を受けたり,今の役場の戸籍のしごとなどもしていたので大変でした。『宗門人別帳』は,「わたしのお寺にはキリスト教の信者はおりません。」と,お寺が証明したものです。村人の名前や年れいや人数などが書かれています。しかし,結婚した女性は,女房とか妻または母としか書いてありませんでした。
このほか,よその村へ嫁入りする時などは,『寺請証文』をお寺からもらい,村役人からは『村送り状サをもらっていきますが,どちらにも,キリシタンではないことが書かれています。
また,悪いことをすると『宗門人別帳』から消されるので,帳外者と言われました。そのほかに,村人が旅に出る時にお寺から『往来手形』をもらいました。これは,どこの村の人かを証明するもので,これがないと関所は通れませんでした。
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注)これまでの記事は〈タグ「わたしたちの村」〉で
注2)郷土副読本は,小学3,4年生に向けて「ふりがな・るび」がたくさん付いていますが,掲載にあたっては省いています。
注3)多くの写真や図版が載っていますが,すべてを紹介(掲載)していません。ご了承ください。