「人が怖い」 2.(4) 作手を治めた大名と旗本 (わたしたちの村)
青空の綺麗な晴れた一日で,気温が上がり暑くなりました。
午後,青空に"夏の雲”が高く伸びていました。このまま梅雨明けとなるのでしょうか。
「新型コロナは,病気の症状よりも,"人”が怖い!」
発表される感染者数が減少しており,緊急事態宣言の再々延長はなさそうな現状で,どのように思って・感じているか語った大学生の言葉です。
医院でアルバイトをしている学生は,「誰もが,何時,何処で感染するか分からない」ことを,患者のようす(感染状況)から実感しているそうです。一回の○○(誰もがしていること)で感染した患者もみえます。
「もし自分が感染したら…」と思ったとき,
こちらはVimeo。内容は同じです。
・周囲がどう思うか… ・他人から何を言われるか… ・バイト先に,どう言うか… ・家族はどうするか… ・家族が何を言われるか…人の言葉や態度が"気になる”という言葉が多く聞かれました。 "人”に効くワクチンはないものか…。 郷土読本『わたしたちの村 つくで』(1995・平成7年 改定発行)の「二、作手のうつりかわり」からです。 ******** (四) 作手を治めた大名と旗本 1 入り組んだ領地と領主 乱れていた戦国時代から平和な世の中を作ったのが徳川家康です。家康は,1603(慶長8)年に江戸(東京)に幕府をつくりました。江戸時代には,日本じゆうの土地は,朝廷や幕府が治める土地(御領・御料・天領),大名や旗本が幕府からあたえられて治める土地,神社やお寺の所有する土地などに分かれていました。 このころの村は小さくて,今の作手村の中にも上の図のように34か村があり,中河内新田は川尻村に入っていました。これらの村々は,御領のほかに大名や旗本が治めていましたが,たびたび領地替えがあったので,江戸時代を通じて一つの村が同じ領主によって治められた例はありません。55ページの表のように1602(慶長7)年から1610(慶長15)年までの8年間は,作手藩主として亀山城にいた松平下総守忠明が作手全部を治めたと思われます。この後は,天領のほかに三重県の鳥羽藩・福島県の磐城平藩・愛知県の挙母藩などの大名領地や,新城市の菅沼氏と鳳来町海老の菅沼をはじめ,中根氏・鍋島氏・巨勢氏などの旗本の知行所となりました。また,作手に武士が住んでいたのは,江戸時代の初めまでと思われます。 大名とは,一万石以上の領主を言い,それ以下でも直接将軍に会える武士のこどを旗本と言います。 ******** 注)これまでの記事は〈タグ「わたしたちの村」〉で 注2)郷土副読本は,小学3,4年生に向けて「ふりがな・るび」がたくさん付いていますが,掲載にあたっては省いています。 注3)多くの写真や図版が載っていますが,すべてを紹介(掲載)していません。ご了承ください。 【おまけ】 イタリア・ルネッサンス期を代表する「レオナルド・ダ・ヴィンチ」から現代美術の巨匠「パブロ・ピカソ」まで,500年の間に西洋で描かれた女性の肖像画90枚をまとめ映像「500 Years of Female Portraits in Western Art」です。 2007年のブログ記事で紹介したアメリカのデジタル・アーティスト Philip Scott Johnson 氏が制作した作品です。