全国学力・学習状況調査。『月はまた昇る』(成田名瑠子・著)
朝から雨でした。「激しい雨が…」と予報されていましたが,豪雨となることはありませでした。
今日,小学6年と中学3年の全員を対象にした全国学力・学習状況調査が,2年ぶりに実施されました。
小学6年生,中学3年生のみなさん,できましたか?
新型コロナ禍で“5月に繰り下げ”となりましたが,緊急事態宣言の続く中でも"中止”にはならなかったようです。
教科に関する調査(国語と算数・数学)と質問調査が行われました。調査が終わると,問題や質問が公表され新聞等で公開されます。関心をもって見てはいかがですか。
◇全国的な学力調査(全国学力・学習状況調査等)(文部科学省)
◇教育課程研究センター「全国学力・学習状況調査」(国立教育政策研究所)
図書館の“昨年度に入った本”の棚に並び,「読んで〜」と呼びかけきた気がした『月はまた昇る』(徳間書店・刊)を読みました。
帯の
保育園がないなら、つくっちゃえ! 孤独と不安をシェアしたい人、この指とまれ! ママたちの奮闘物語に,2016年に匿名ブログの記事『保育園落ちた日本死ね!!!』が大きな話題となったことを思い出しました。 主人公の北村彩芽は,不動産会社の街づくりプロジェクトを担当していますが,出産後すぐに職場復帰するはずが,保育園が見つかりません。SNSに「#保育園落ちた人この指止まれ」と,思わず呟いたことから,話が始まります。 彩芽に続いて語るのは,人気保育園のワオ・ガーデンに娘を通わせているが不満をもつシングルマザーの沢村敦子,学歴血統の旦那に押さえつけられている元保育士の江上梨乃です。 この3人のママが代わりながら,その“目”を語り手として話が広がっていきます。 SNSの「#保育園落ちた人この指止まれ」には,ママたちの苦悩がたくさん寄せられました。オフ会を呼びかけると,多くの参加がありました。
こんなにも能力のある女性たちが,これから一年,働くという選択肢を捨てざるを得ない。復帰できたとしても,マミートラックに乗るしかない。この国の行政は,企業は,こんなにも未熟なのだと彩芽は改めてやり場のない鬱屈を抱え込んだ。そのオフ会で知り合った敦子と梨乃に,彩芽は目をつけます。そして,言いました。
「ほんとに,保育園をつくっちゃいませんか」それぞれの“人生”をかけたプロジェクトが始まりました。 トラブル,事件…,3人の前に,現代社会が抱える“問題”が容赦なく迫ってきます。 新しい出会い,夢…,3人を力づけ,助けてくれます。 彼女達の目指すのは
○ 自分の色,つまり個性を,ためらわずに発揮できる子 ○ 課題を自分で発見し,楽しみながら解決していける子 ○ 楽しいこと,好きなことを見つけ,熱中できる子 ○ 他人の立場を想像し,思いやりを持って手を差し伸べる子 ○ 丈夫で健やかな子を育む保育園です。そして,「夢を描いて,進んでいける子」が加わり,『商店街の保育園』が開園しました。 3人の思いと行動を,ワクワクしながら楽しめます。 そして,子育てのこと,働くこと,生きること…を考えさせられ,明日からの元気がわいてきます。 あなたが動き出すのは…。
目次 第一章 運命の通知 第二章 保育園つくりませんか? 第三章 目覚め始める女神達 第四章 応募がない!? 第五章 それぞれの保育園 エピローグ【関連】 ◇成田名璃子 (@narita_narico)(Twitter) ◇成田名璃子(note)