節分(124年ぶりの2月2日)
朝は雨が降っていましたが,青空が広がり暖かい日になりました。
今日は「節分(せつぶん/せちぶん)」です。
暦では,「四季(春・夏・秋・冬)の始まりの日の前日」のことで,年に4回ありますが,特に断りがなければ「立春の前日」を指しています。
そして,今年は“124年ぶりに例年より1日早い2月2日”です。
旧暦で立春を新年とすることから,節分は大晦日にあたります。新しい年を迎えるために,前年の邪気や厄病を追い払い,幸福招来を祈願して「鬼遺(や)らい」の儀式が執り行われました。
こうした習わしが,柊の枝に鰯の頭を刺したものを戸口に立て,豆をまいて,邪気を追い払う追儺の行事として続いています。
今年の「恵方」は「南南東」です。 今夜の読み物にいかがですか。
◇節分の話 その4
鬼と聞いて思い浮かぶのは,“ツノが生え,トラのパンツを履いている姿”です。真偽は分かりませんが,次のような話があります。
丙・辛の年 丙(巳午の間)≒南南東 西暦年の末尾 1,6 丁・壬の年 壬(亥子の間)≒北北西 西暦年の末尾 2,7 戊・癸の年 丙(巳午の間)≒南南東 西暦年の末尾 3,8 甲・己の年 甲(寅卯の間)≒東北東 西暦年の末尾 4,9 乙・庚の年 庚(申酉の間)≒西南西 西暦年の末尾 0,5お宅の“鬼”は,追い出せましたか。 ◇節分の話 その2 1970年に刊行された文集『こうやまき』〜子どもが綴った作手村風土記〜に掲載の「節分」の話。 ◇『せつぶん』(村の行事)(文・巴小1年 男子) ◇『節分』(村の行事)(文・巴小6年 男子) ◇節分の話 その3 節分の日に読みたい話の一つに『大江山』があります。 紹介するのは,古い小学校の教科書に載っていたものです。 《読み物》◇「大江山」(昔の教科書より) 《参考;テキスト版》◇『大江山』(漢字に直されています)(Ronshi)
鬼は「東北の方向にいる」と言われています。“干支”でいうと「鬼門」にあたり,それは“牛”と“寅”になります。 だから,牛の角が生え,寅柄のパンツを履いているのです。さらに,桃太郎が鬼を退治するために“犬”と“猿”と“雉”を連れていきましたが,これは「裏鬼門」です。 昔の人は,「目には見えないが良くないもの(邪気?)」「悪いことが起きそうなところ(鬼門)」を上手に避けられるように,風習や言伝え,昔話のなかに取り入れていたようです。 新型コロナ禍のなか,“追い払いたいもの”がたくさんあります。それに向けて“豆”をまきましたか。その豆は何でしたか。 無病息災な一年でありますように! ◇節分の話 おまけ 「恵方巻」についてのメモを掲載。 ◇「節分」の話題は,何?(2017/02/01 集団「Emication」)