年末年始に「伝統・文化」を学ぶ。(もしも校長だったら)
今日も綺麗な青空になり,晴れの冬の一日でした。
新型コロナ禍で第3波の広がりが見通せませんが,小中学校は授業時間を確保できるように“冬休みの短縮”を夏と同じように行うのでしょうか。
先月,萩生田文部科学大臣が「今後緊急事態宣言が出されたとしても,全国一斉の休校要請はしない」と表明しましたが,それは“地区の学校が休校しない”ことではありませんから,今後への“備え”は欠かせません。
お子さんの学校の備えはいかがですか。
冬休み,そして年末年始は,“日本の伝統・文化”に触れる機会が多くあります。今年は,外出を控え家族で過ごすことが例年より多くなると思います。
そこで,子供達に年末年始の歳時に取り組む(関わる?)ように呼びかけたいと思います。
今週8日が「事始め」であり,来週13日は「正月事始め」の日です。
以前紹介した50年前の小学生の作文『おばあさんが子どものころのお正月』は,
1月15日の「小正月」まで,およそ1か月の“日本の伝統・文化”を話題に,一般的な歳時はもちろん,地域さらに我が家という身近な伝統を見つめなおす機会となるでしょう。
新型コロナ禍だから,新しい生活様式だから,子供達が“親子で楽しむ正月”を創造できるものと思います。
そのきっかけ作りは,教育の役割の一つだと思います。
【関連】
《検索》 これまでの「もしも校長だったら」(集団「Emication」)
お正月をおむかえするために十二月十三日には, 「すすはき。」 といって,うちじゅうの大そうじをしました。と,正月について始めています。 この日(13日)は「鬼宿日」ですから,今年は“鬼つながり”で調べ,話題にすることができ,年末年始の歳時の始まりとできます。 年末までに「門松」「松飾り」「注連縄飾り」「鏡餅」「お節料理」などの用意があります。 寺社では「納め○○」といった催しがあります。 正月飾りをするのに「苦立て」「一夜飾り」と言われる日があり,その訳(謂れ)を調べ,自分の家として“正月飾りの日”を相談できます。 12月31日の大晦日は,「年越しそば」や「除夜の鐘」ですが,“我が家の年越し”があるかもしれません。 明けて新年を迎えると,「正月」「元旦」「元日」「松の内」などの言葉があり,これが何時のことなのか,子供達は適切に使えるでしょうか。 お節料理,祝箸,福茶,お屠蘇,雑煮…,いろいろ「食」の話題ができます。 福笑い,独楽,羽子板,百人一首,凧揚げ,お手玉…,いろいろ「遊び」があり,家族で一緒に楽しめます。 そして,○○始め,鏡開き,左義長…などの行事があります。