大雪。『息子がいじめの加害者に?』(大原由軌子・著)
今日も青空の綺麗な一日でした。
今日は,二十四節気の一つ「大雪」です。
「雪が激しく降り始めるころ」ですが,今年は“暖かい日”が続いており,当地での雪が降るのは,まだ先のようです。
暖かいとはいえ,気温差が大きく体調を崩さないように気を付けましょう。
新型コロナウイルスの感染予防で,外出ではマスク,咳エチケット,小まめな手洗い,そして3密を避けて過ごしています。
在宅勤務・テレワークの推進,不要不急の外出自粛が呼びかけられ,交通機関の利用は減っています。感染拡大は抑えることと営業回復のバランスは難しそうです。
テレビ番組『世界一受けたい授業』で知った『【増補版】息子がいじめの加害者に? 大原さんちの大ピンチ (文春e-book)』(文芸春秋・刊)を読みました。
書籍紹介では,
自分の子どもがいじめの加害者だと言われたら、どうしますか? 東日本大震災をきっかけに、故郷の佐世保に一家で移り住んだマンガ家の大原由軌子さん。ようやく落ち着きを取り戻した矢先に、長男がいじめの加害者だと告発されます。元編集者のダンナさんが調べたところ、被害者の児童の親にも不審な点が出てきて…。 「参考になった」「共感できない」。ネット上で賛否両論、大論争を巻き起こした話題の電子書籍を単行本化しました。息子がいじめ被害者だった前日譚をはじめ、数々のエピソードを追加した増ページ完全版です。と,ネット連載,電子書籍として刊行してから賛否両論の論争が起こっていることに触れていました。 「いじめ」には,その問題に向き合うと,“加害者”と“被害者”が確かに存在するのだけれど,それが判然としないことが少なくありません。 暴力や傷害の場面での,加害者と被害者とは異なってきます。 そこが,当事者にとって「納得した“解決”」に至らなかったり,「“解決”の難しさ」になったりしています。 本書は,“いじめ”の出来事,対処・対応,そして思いが,「加害者」と「加害者の保護者」から描かれます。 保護者のみなさは,進学や進級に際して「わが子はいじめられないか…」と心配して,お子さんを送り出されます。 しかし,「わが子が,いじめの加害者になる…」とは,大半の保護者は思ってみえないでしょう。 読みながら,賛否の思いはあるでしょうが,「加害者として,加害者の保護者として,すること,できること,すべきこと…」を知り,考える内容だと思います。 保護者のみなさんに,一読をお薦めします。 【関連】 ◇息子がいじめの加害者に?(文春オンライン) ◇大原さんちの九州自由道(フリーウェイ) - 移住先での子育てと、夫婦の老化のあるあるコミック