『夢をかなえるゾウ4』(水野敬也・著)
今日も天気のよい日になりました。寒気が入って,寒い日でした。
今日11月29日は「いい肉の日」で,イベントやセールが行われたようです。
この記念日は,全国有数の肉用牛の産地である宮崎県のより良き宮崎牛づくり対策協議会が,「いい(11)にく(29)」(いい肉)の語呂合わせから制定し,一般社団法人 日本記念日協会により認定・登録されました。
今日,美味しい肉を味わいましたか。
以前(2008年),『夢をかなえるゾウ』が話題となり,グッズなどもありました。
今年(2020年)夏,最新作『夢をかなえるゾウ4 ガネーシャと死神』(文響社・刊)が発売され,話題になりました。
新型コロナ禍で不安な日々を過ごす中,謎の生物「神様・ガネーシャ」に,これからの生き方に指南を求めた方が多かったようです。
先日,読みました。
サラリーマンの主人公は,料理上手の妻 志織,幼い娘 晴香とともに,30年ローンで購入したマンションで暮らし,満員電車で仕事に向かう日常に満足していました。
妻は持病のために体調を崩しがちですが,3人の幸せな日々がいつまでも続くことを疑っていませんでした。
読書メモ
「そんなに勢いよく食べて大丈夫? 今日,病院に行く日でしょう」 「念のためにした再検査だし,これだけ食欲があったら心配ないよ」会社を早めに出て向かった病院で,担当医が淡々とした口調で話したことは…。 「一体何が起きたんだ?」 医者からの余命宣告でした。 途方に暮れる主人公の前に,突然,ガネーシャが現れます。
余命限りある中、人は夢をかなえることはできるのか? おなじみの釈迦や死神が脇を固めるパーフェクトラインナップ。 シリーズ史上もっとも泣ける、抱腹絶倒、落涙滂沱の自己改革小説! 自分があと3か月で死ぬとしたら、どんな生き方をしたら後悔がないだろうか。私たちは、いつ死ぬことになってもいいと言えるような生き方をしているだろうか。ガネーシャの行動,言葉に笑い,考え,納得する…,そして,死神が,釋迦が…。 死神は,主人公に「人間が死に際に後悔する10のこと」を教えます。 ガネーシャは,主人公に21個(?)の「課題」を与えます。 「生」と「死」について,考えるきっかけとなり,ヒントのある一冊です。本書を通して,改めて考える時間をとってみてはいかがですか。
○ 人間が死に際に後悔すること ・本当にやりたいことをやらなかったこと ・健康を大切にしなかったこと ・仕事ばかりしていたこと ・会いたい人に会いに行かなかったこと ・人を許さなかったこと ・人の意見に耳を貸さなかったこと ・人に感謝の言葉を伝えられなかったこと ・死の準備をしておかなかったこと ・生きた証を残さなかったこと ○ ガネーシャの課題 ・健康に良いことを始める ・死後に必要な手続きを調べる ・お金の問題がなかったらどんな仕事がしたいか夢想する ・大きな夢に向かう小さな一歩を,今日踏み出す ・人に会ってわだかまりをとく ・「死ぬまでにやりたいことリスト」を作る ・思い切って仕事を休む ・身近な人に感謝の言葉を伝える ・周囲の期待と違う行動をとる ・限界を感じたとき,もうひと踏ん張りする ・かなえてきた夢を思い出す ・見る場所を変える ・他人に完璧さを求めている自分に気づく ・つながりを意識する時間を持つ … ○ 『頑張りすぎても意味がない』ていう人おるやろ? でも,それは実際に頑張ってみて,これ以上やってもプラスにならへんちゅうラインを知ったとき初めていえる言葉や。ほとんどの人は,『頑張りすぎても意味がない』ちゅう言葉を,頑張らへんことの言い訳にしてまう。せやから,自分の内に秘めとる能力を最大限引き出せへんのやな。 ○ 『あきらめる』と『受け入れる』は,同じ意味の言葉やからな。 ○ 無いから,苦しいにゃない。奪われたから,苦しいんや。【関連】 ◇水野敬也 (@mizunokeiya)(Twitter)