集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

子供の学びを。(もしも校長だったら)

紅葉1108, 強い風が吹きましたが,雨の翌日で天気が回復したからか,暖かい日でした。  今日,秋篠宮様皇位継承順位1位の「皇嗣」となられたことを広く内外に伝える「立皇嗣の礼」の儀式が行われました。この儀式をもって,昨年4月の「退位礼正殿の儀」から続いた天皇代替わりの儀式が幕を閉じました。  学校では運動会・体育大会,発表会・文化祭など「体育の秋」「文化・芸術の秋」を,これまでと異なる創意工夫を凝らした形で終えられた頃でしょう。  こうした“新しさ”に注目したニュースがありますが…。  子供達は「」を充実したものにしています。  学校再開から5か月が過ぎ,先週は“今後の相談”に時間をかけたことでしょう。また,次年度の計画について検討や確認がされる時期となっています。  新型コロナウイルス感染症が拡大傾向にあるとはいえ,「まだ本校は大丈夫で…」という意識が強いのではないでしょうか。  先月,東京の方が「帰りに駅前のAスーパーに寄ったら,○日まで休みになっていた。」「近くのB店は△日まで休業だった。」と驚いたことを教えてくれました。利用者に新型コロナの陽性者があり,消毒など対応・予防措置をする休業だそうです。  食料品を買えず困りますが,都市部では他店も選べます。これが田舎だったら…。  寒気で換気に困る季節となり,新型コロナウイルスだけでなくインフルエンザウイルスの感染も心配です。この土日は「陽性者が最も多く…」と新型コロナウイルス感染症の拡大が広がっているニュースが増えました。  そんな中,札幌の先生が困っていました。
 札幌は感染拡大真っ只中。  近隣の学校で,次々に学級閉鎖。オンラインだなんだと言うけど,担任も濃厚接触者になったらオンライン授業どころじゃないよね。隔離されちゃうわけだし。  とすると,(略)  休校時は,人との接触があまりなく,(略)  ある意味,(今は)災害の被災地と同じ状況で,職員も被災してる時にオンライン授業ができるのか。疑問に思うようになってきました。  感染しないようにオンライン授業を検討するならまだしも,感染してたり,濃厚接触者になったりという状況で,学級閉鎖だからオンラインとかあり得ない…。
 学校再開後,感染予防に努め,活動を工夫して学校生活を過ごしていますが,地域の感染拡大には抗えません。  臨時休業措置(学級閉鎖等)の際,「どのように対応するか。学習を進めるか。」について準備(計画)されているはずですが,現実味を帯びてから「○○はどうするの…」と泥縄になることはないでしょうか。  学校は,3月〜5月の臨時休校をしていますが,おそらく罹患者・陽性者はいませんでした。今後の臨時休校措置では状況が違います。濃厚接触者や陽性者のいる中で「誰が」「何を」「どのように」…が実施できる計画・準備されていなくては対応できません。  学校再開後,まず感染予防対策に時間と人員がかかりました。その後の落ち着きが生まれた頃から「次に備える」検討と準備をしてきたかどうかで,今後の学校経営の方向が変わります。子供や保護者,地域に「安心」を与え,「子供の学び」を伸ばしていくことが肝心です。  7月の「修学旅行をどうする。(もしも校長だったら)」の記事で,
○ 人との交流にオンラインを増やす(事前・事後) ○ オンラインの活用は,当日(目的地)も行う(記録と交流…) ○ 事後2週間の行動に制限をする
の提案をしました。「オンラインの活用」や「事後2週間の行動に制限」を実行していたら,感染拡大の状況や当事者(罹患)となったことに慌てることや不安になることは,少ないでしょう。でも…。  また,夏休み後には,さまざまな経験をもつ地域やNPOなどの方々に,新型コロナ禍で控えていた“チーム学校”として協力のお願いを再開し,「もし臨時休業の措置をしたら…」の相談も進めていると思います。  臨時休校でも“子供の学び”を止めない。むしろ伸展させたい。そのために…。  校長先生,明日 話をするのは,どんなことですか。  もし私だったら,まず担任と…。そして…。  お子さんの学校で休業措置がとられたとき,子供の学びを安心していますか。  今回も長くなってしまいました。“後出しじゃんけん”はここまでにします。  でも,もう一つ。臨時休校,学校再開の頃は,多くの市町村の教育委員会で,新型コロナウイルス感染症についての学校の「○○マニュアル」を公開,こまめに更新されていました。  ところが,現在は,“その頃のまま”という市町村がほとんどです。新型コロナ禍で参考にするようになった県内の市教委サイトは,11月に更新されたガイドラインが掲載されています。知人が「子育てしやすい街」「優しい街」と言うことにつながっているのでしょう。  “その頃のまま”なのは「学校に任せている」のかもしれませんが,それで大丈夫でしょうか。子供達が安全に過ごせているのか不安になるのは私だけでしょうか。  お読みいただき,ありがとうございます。 【関連】   検索》 これまでの「もしも校長だったら」(集団「Emication」)