『ニッポンの違和感』(松尾貴史・著)
朝から雨の一日,気温が低く寒い一日でした。
あまりの寒さに,暖房器具をいくつか準備し,付けました。そのまま…。
明日は,秋雨前線が離れ,高気圧に覆われて晴れる予報です。秋の陽気になるかな…。
つくで交流館の図書室で,目立つ表紙の『ニッポンの違和感』(毎日新聞出版・刊)を借りました。
毎日新聞別刷『日曜くらぶ』に連載の「松尾貴史のちょっと違和感」に加筆修正を加えて書籍化されたもので,1話が3ページです。
気になるテーマ,時期のものを選んで読むことができます。
第1章で「コロナ禍」
に切り込み,第2章で「ビフォアコロナ」へと,2020年の記事から違和感を述べています。 それぞれの項で挙げられる“違和感”に納得して読み進めました。なかでも,第4章は言葉は,もっと違和感を感じる方が増えると,会話やコミュニケーションが変わってくると思います。 第4章の見出しは,○ もろく危ない我欲まみれの「人脈」 ○ 「お前、粋じゃねえよ」は無粋では? ○ 「自分」「手前」は何人称? ○ いつから「卒業」と言い出した? ○ 「性癖」「酒池肉林」にエッチな意味なし ○ 「しゃれた」に「小」を付ける意味 ○ 耳慣れない「反社」の不快な響き ○ 責任回避の「ほぼほぼ」「知らんけど」 ○ 意味不明の「業界用語」 ○ 超独自すぎる「すぎる」の多用 ○ 焼いてないのに「やきそば」? ○ 釈然としない「演技派俳優」 ○ 居心地悪い「買春」の読み方ですが,どんな“違和感”を述べていそうですか。あなたも気になっている言葉がありませんか。 この本を読み終え,身の回りを見回すと,新しい気づきがありました。前作『違和感のススメ』も読んでみたくなりました。 あなたも,いかがですか。目次 まえがき 第1章 「コロナ禍」のどさくさで 第2章 ビフォアコロナの永田町 第3章 日本人が知らない「ニッポン」 第4章 当世言葉事情 対談 池上彰×松尾貴史 「違和感」が世界を変える【関連】 ◇松尾貴史のちょっと違和感(毎日新聞 「日曜くらぶ」) ◇松尾 貴史 (@Kitsch_Matsuo)(Twitter) ◇松尾のデペイズマンショウ(YouTube) ◇『違和感のススメ』(松尾貴史・著/毎日新聞出版・刊)