集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

『大丈夫、策はある』(小島章裕・著)

花1012。 今日も晴れた日で,気温が高くなりました。  少し前に寒くなったときに“冬支度”をしており,ちょっと不都合な今日の天候でした。  最近のあなたは,新型コロナウイルス感染症について,どのように感じ,行動していますか?  感染者(陽性者)の発生が毎日伝えられますが,Go To キャンペーンなどで人々の移動が広がって,「どうしたものか」と悩みつつ日々を過ごしていませんか。  先日(11日)のNHKスペシャル 令和未来会議「新型コロナの不安 どう向き合う?」でも,「今は4月のように怖がってはいない」と言われる方と「徹底的に消毒や予防に変わらず努めている」という方がみえ,それぞれの立場から論議していました。  今後,経済活動が盛んになっていき,人の交流や移動が広がっていくでしょう。  ニュースが「以前の○割に戻り…」と快復を伝えるのも近いでしょうが,以前のようにはなれないでしょう。先の出演者に見られるような「安心する人」と「安心できない人」がおり,それを踏まえた対応が求められます。  そうした“新しい生活”を過ごす「あの手この手」を,『大丈夫、策はある コロナ禍時代の新ビジネス・アイデア55』(ごま書房新社・刊)が教えてくれます。  この本は,先日紹介した『京都祇園もも吉庵のあまから帖 2』と一緒に,志賀内泰弘氏から本です。志賀内氏は,
 去年の今頃,誰がこんな壮況を予知したでしょう。テンビやネットで評論家たちは,未来の悪い予想ばかりしています。予測とか評論なんて,もううんざり。ピンチに大切なことは,行動。何かしなくちゃ。どうにかしなくちゃ。でも,残念ながら医師でも政治家でも大金持ちでもない自分に何ができるのだろう。ただ,マスクをして,家に引き籠って悶々とするぱかり。ますます「何かしなくちゃ」と想いは募ります。ということで,まず一つ。一冊の本をプロデュースしました。それが例え,ハチドリの一滴と承知しつつも。
と,本書への想いを徒然草子に綴っていました。  本書には,55個の“新ビジネス・アイデア”が紹介されています。  それぞれ,「タイトル(コピー)」に続いて,「セールスポイント」「関連業種」が書かれます。  そして,アイデアの気づきが会話(私と妻)で描かれ,「トリセツ」(実例など)で具体的に述べ,最後に「ビジネス・アイデア」で,まとめて(?)います。
「あとがき」より〔枠囲〕  この本に掲載しているアイデアはすべて著作権フリーです。ご自由にお使いください。もし,実行した,実現したという企業がございましたら,ぜひご報告ください。(略)
  どのアイデアも同じ構成,4ページ程で述べており(後半は長め),分かりやすい文章と内容になっています。  アイデアを読むと「なるどほ。そう思う。」と,自分でも気づけるように感じるし,最近見かけたような気もします。しかし,それは読んだから思うのであって,何もないところからは浮かんできません。  ということは,読み終わった今は…。いい調子!  あなたにヒントを与えてくれる“・アイデア”が見つかります。  「ビニールカーテン大作戦」(第1章)の項がありました。新型コロナ禍で,ビニールカーテンは“普通・日常”の一つになりました。  近くの郵便局では,最初“大慌て”で取り付けられていました。しばらくして,波打ちが無くなりました。職員の“イデア”で…。  そこには,「もっと○○ならないか…」「もっと○○したい…」の思いが表れていました。  本書には,「ビニールカーテン大作戦」の活かし方が4つ書かれています。これを,先の郵便局が取り入れたら…。“新しい生活”が豊かになりそうです。  さらに,ビニールカーテンに「清潔感も「見える化」(第2章)の項にあるアイデアを加えたら…。  日々,何となく「もやもや…」を感じるあなた,本書のアイデアを活かし行動・活動を始めてみましょう。わくわくが…。  読書メモ
○ 実店舗の強みは,買った後すぐに手に入ること。当たり前のことですが,ネットでは(略) ○ 『廃校は資源だ』  廃校施設の「平常時」の利用方法を考えてみましょう。条件として「緊急時」は医療施設になるので(略) ○ 『「治りました」葉書』  感謝の気持ちを伝えたいと思う瞬間は,日常に溢れている。親切だったタクシードライバーさん(略) ○ 『オンライン授業研究部』  まったく儲けにつながらないアイデア。しかし,日本のいけないところは,喉元過ぎたらまったく関心がなくなるところです。実際,六月になり学校が始まると「オンライン授業」のオの字も言わないし,報道もありません。このアイデアで大事なのは「生徒目線」,つまり「利用者目線」。今一度,「利用者目線」の情報を得られる仕組みが御社にあるか確認してみてはどうでしょう。
   目次 まえがき 第1章 大丈夫、策はある!   ウィズコロナ時代の「乗り切るビジネス・アイデア」 第2章 少しの工夫で効果抜群!   ウィズコロナ時代の「改良ビジネス・アイデア」 第3章 いいとこ取りで収入減を増やせ!   ウィズコロナ時代の「兼業ビジネス・アイデア」 第4章 あるものを活かして、ないものを創れ!   ウィズコロナ時代の「発展ビジネス・アイデア」 第5章 起死回生、今こそ、攻めの一手!   ウィズコロナ時代の「新規ビジネス・アイデア」 あとがき
【関連】   ◇小島章裕Facebook)   ◇「企画が欲しい」が全部叶う会社(運営:witem)   ◇志賀内 泰弘Facebook)   ◇こちらもどうぞ→☆カテゴリー「いい話の図書館」から
志賀内1004。
おまけ】   ◇今年度の体育における学習活動の取扱いについて(令和2年10月7日)(PDF 文部科学省