いつの話かと思いながら…
雨の一日でした。
予報が「激しい雨も…。」と伝えていましたが,そのような天候にはなりませんでした。
ニュースが「票の取りまとめの依頼で現金を配った」と伝えるのを聞いて,「昭和の話??」とツッコミを入れたくなりました。
もちろん,昭和でもイケナイことです。
良いことも悪いことも織り交ぜ,昭和は勢いのある時代だったと思います。
昭和で思い出したのが,青島幸男氏です。青島氏について書かれた『昭和に火をつけた男 青島幸男とその時代』(講談社・刊)という本がありました。
これからの時代を創る若者は,青島氏を知る人はいないかもしれません。
青島氏は,「放送作家」「作詞家」「役者」「作家」「国会議員」「都知事」と,時代の節目節目に登場してきました。そして,“時代(節目)”を創ってきました。
言い過ぎかもしれませんが,「現在のテレビ番組のもとを作った人」です。
青島氏が演じた『意地悪ばあさん』の言動は,青島氏の思考や発想に重なるものが多かったのだと思っています。
参議院議員となってからも,「戦後の日本はホンモノか」「ニセモノなのかホンモノなのかを問う」という姿勢で活動をされました。
そうした中で,同時代を生きる石原慎太郎氏や三島由紀夫氏などと,時代に流されずに,「本当は?」を問い続けながら,そんな“昭和”に,
あっちへ行っても,ホンダラ ダ ホイホイ こっちへ行っても,ホンダラ ダ ホイホイ (略) やってもやっても,ホンダラ ダ ホイホイ だからやらずに,ホンダラ ダ ホイホイと歌詞に乗せました。 “新しい生活様式”で過ごしていく今,本書で語られる青島氏と昭和を歩み,モノづくりの楽しさを感じ,「これでよいの?」と考えるヒント(きっかけ?)が見つかるかも…。 令和に火をつけるのは…。 「青島だァ!」。
目次 青島年代記1 終戦から昭和三〇年代、青島幸男の原風景 青島年代記2 高度経済成長期、テレビとともに疾走 青島年代記3 政治の季節、三五歳で飛び込んだ国政の世界 青島年代記4 一つ山越しゃ♪ 直木賞、抗議の議員辞職、がん闘病 昭和から平成へ 青島年代記5 クライマックス、都知事当選! わが東京よ… 娘語り青島一代記&極私的アルバム おしまいチャンチャン【おまけ】 ◇【完全版・音声配信&文字起こし】特集「赤江珠緒さん独占インタビュー〜新型コロナウイルス感染体験を聞く」…(TBSラジオ「荻上チキ・Session-22」) 平日22時〜)