集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

『教育方法とカリキュラム・マネジメント』(高橋純・編)

花0614。 朝から雨が降り,午後になって上がりましたが,じっとりと湿った日でした。  学校の新しい生活様式で再開され,明日から3週目に入ります。どのような“新しさ”が加わるでしょう。  借物の表現ですが,これまでの「メンバー型・場所依存型の方法」に戻っているだけでは,第二波などの””に耐えられません。それだけでなく,“未来あす)”を語ることはできません。  教育活動に「ジョブ型・テレワーク型の方法」を取り入れ,その割合を増やしていくことが肝心だと思います。  その方法は…。  変わっていく時代(とき)だからこそ,あらためて“学問”を見つめ直してはいかがでしょう。  「教師のための教育学シリーズ」の一冊『教育方法とカリキュラム・マネジメント学文社・刊)は,教育方法やマネジメントという“技術的”に思える内容で,忙しい先生方も手に取りやすいでしょう。  6部15章で構成され,それぞれの内容がコンパクトに綴られており,読みやすいと思います。  出版社の紹介は,
 教職課程コアカリキュラムに準じた教育方法・教育課程用テキスト。新学習指導要領の改訂の柱に関わる観点から発展的・専門的内容,先導的な内容も扱うことに配慮し,優れた専門性と指導力を備えた教師として必要とされる学校教育に関する知識を教育学の理論や知見に基づいてわかりやすく解説した。
と,新しさと分かりやすさをあげています。  各章の最後に「考えてみよう!」として,2,3の質問が載っています。読んできた内容を整理し,“確かな学び”とすることができます。
○ 確実に学習として整理させるために,教師に必要となる「知識」と「技術」について,具体的に挙げてみよう。(第1章) ○ 主体的・対話的で深い学びが実現した授業の具体的なイメージについて,まとめてみよう。(第2章) ○ 日々の生活や学習の中で,情報活用能力が基盤として発揮されている例を具体的に挙げてみよう。(第3章) ○ 授業技術にはどのようなものがあるか。基礎的な例をいくつか取り上げ,その役割と具体的な技法,使う際の留意点について述べてみよう。(第6章) ○ 学校において教育活動を実施していく際に,教育課程はどのような役割を果たしているだろうか。(第8章) ○ 教科カリキュラムと経験カリキュラムで考えられるよさや課題を考えて出し合ってみよう。(第10章) ○ 読者は,教師として,「教科横断的な視点に基づく教育内容の組織化」を進めて,どのような実践を創造してみたいですか。(第12章) ○ カリキュラム評価は,教育課程評価とはどのように異なるのか。(第13章) …
 先生,休日は“学問する”ことに時間をかけてみませんか。  日々の慌ただしさ,業務のストレスを忘れ,未来(あす)への“ヒント”や“ひらめき”が湧いてきますよ。
   目次 第?部 教育の方法  第1章 教育方法・技術の理  第2章 資質・能力の育成と教育方法  第3章 情報活用能力の育成  第4章 学習評価 第?部 教育の技術  第5章 授業づくりの構成要素  第6章 授業技術  第7章 ICT を活用した学習指導 第?部 教育課程の意義  第8章 教育課程編成の目的  第9章 教育課程と社会 第?部 教育課程の編成の方法  第10章 教育課程編成の基本  第11章 教科・領域の横断と教育内容 第?部 カリキュラム・マネジメント  第12章 カリキュラム・マネジメントの意義  第13章 カリキュラムの評価 第?部 指導計画や学習指導案作成の実際  第14章 教育課程や指導計画の策定  第15章 学習指導案の作成
【関連】   ◇教師のための教育学シリーズ編集委員会(株式会社 学文社